7月16日(水)
日付をあやうく8月としてしまうところでした。
そのくらい暑いです。
めっちゃ暑いです。
まだ梅雨明け情報も届いてないと言うのに。

以前、友人たちと話し合ったことがあります。
暑くて死ぬのと寒くて死ぬのとどちらが楽か?!
私はそれまで寒さが苦手だったので、
氷河期が来ることくらい恐ろしいことはない、と
思い込んでいましたが、友人の一人は
「でも眠るように死ねるのは楽なんじゃない?
熱くて喉が渇いて死ぬのは相当な苦しみらしいよ」と
のたまいました。

確かにそのようです。
地獄絵図にも、灼熱地獄はあるけど、寒冷地獄は
ありませんものね。
原爆で被害に遭った人々が「水をくれ」と言って
苦しんでいた話はよく聞きました。

そうか〜、暑い方が苦しいんだ。
と、今更ながらに地球温暖化を恐ろしく思う私です。

さてさて、折しも熱帯夜が始まってしまった東京。
これから9月いっぱいまで、こんな調子なのでしょうか。

昨年の秋、「君となら」のお話を戴いた時には
8月9月の公演と聞いて「任せて〜!」と意気込んだの
でしたが、「暑さ」との闘いについては、全く視野の外でした。

8月に紀伊国屋ホールで一か月公演の記憶はまだ
私の中では生き続けてはおりますが、実はもう20年以上前。
そうか、あの頃の夏はまだこんなに暑くなかったかも。

とにかく、干物にならないよう、瑞々しく舞台上で
輝きたいと思います。
「君となら」。
私が19年前に初演を見て、「やりたい!」と切望した
作品です。
ほぼ会話のすべてを忘れていましたが、だからこそ今、
新鮮に蘇ってくる90年代のホームドラマ。
実際にお腹を抱えて笑えるコメディです。
どうぞ、よろしく!!
6月11日(水)
大変なご無沙汰でございます。

皆さま、お変わりありませんか。
いやいや、2〜3か月もたてば、人の周りは何かと変化
しますよね。

最近は天候が不順で、
というより、梅雨ですから、順調に降っているのかもしれませんが
降り方が激しくて、梅雨というより台風のようです。

しかし、そんな時は植物が何と生き生きとすることか。
近所の公園の緑は、思わず深呼吸したくなるほど青々とし、
道端のあじさいは瑞々しく、
何より嬉しいのは、家の中の観葉植物がぐんぐん育っている
ことです。

うちには娘が生まれる前から育っていた
数種の観葉植物がいました。
そのうち、ベンジャミンと幸福の木は、10年以上も私たちと
苦楽を共にしてきたのに、昨年の冬を乗り切れずに
枯れ切ってしまったのです。
東日本大震災の時も鉢が壊れて、根っこごと飛び出たのを
また植えて、何とか元気だったのに、何がいけなかったのか
とうとう葉をつけてくれなくなりました。

たかが植物ですが、10年以上も一緒にいると、
車などと同じで、いなくなるのは悲しいものです。

一方、”くわずいも”とパキラは健在で、
いや健在どころか、目を瞠るほどの育ちぶり。
新しく出てくる緑色が何とも煌めいていて、生命の輝きを
感じます。

梅雨の季節は鬱陶しいものですが、
生命体にとっては成長の時期なのかもしれませんね。

かくいう私も、最近せっせと体をいじって鍛えているせいか、
例えばバレエのピルエットを、ぶれずに回れて
自分でも信じられません。

長友選手の「体幹」ができてきたのかもしれません。

あるいはやっと、自分の体と「対話する」ことが出来てきた
ように思います。

こうなると俄然面白くて、毎日鏡を見つめ、体を触り、
あちこちから映してみて確かめます。
体中のすべての筋肉がつながっているのが
分かってきました。

そして何より楽しいのは、毎朝わくわくして起きられること。

いつか私が40代の頃、中村雅俊さんと共演した時に
雅俊さんが「50代になると、若い頃やっていたことに
もう一度取り組んでみようかという気になる。
50代っていいよ」とおっしゃっていたのを覚えています。

今、私はまさにそんな気分。

雅俊さんのようには行きませんが、英語ももう一度
やってみようかな、とまで思っています。

私の一生って、ほんとにお稽古事がなんて多いのかしら、と
苦笑しつつ、バレエも日舞も歌の練習まで、いつも
どこかしらに通っているこの頃です。

おばあちゃんになって、何か成果が出るかしらん。


4月28日(月)
皆さま、ご無沙汰しております。
お変わりないでしょうか。

世の中は、すっかり春になり、いつの間にか木々の緑が
まぶしい季節となっています。

その昔、「若葉が街に急に萌え出した。ある日私が知らない
うちに〜?」という歌が流行りました。
私の大好きだった「まりちゃん」こと天地真理さんの歌です。
(古くてごめんなさい。)

この歌では、恋をしていたからほかのことは目に入らなかった、
という理由で、街が急に緑がいっぱいになったのに驚いた、
ということなのですけど、幼い頃はよく分かりませんでした。

今なら「そういうこと、あるある〜」と頷けます。

実際、3月下旬からつい最近まで、私は芝居に夢中だったので
(恋でないのが少し悲しい…)、この歌詞と全く同じように、
先日、街路樹の緑が急に目に飛び込んで来てびっくりしたのです。

あんなに好きな桜の花もよく見ませんでした。
いつの間にか咲いて、終わっていました。
家の前の、八重桜さえ「あれ、咲いてたの?」てなもんです。

3月半ばから4月25日までの私は、本当にいつになく、
わが子のことさえおざなりで、夕食時にも、会話も上の空で
落ち着かなかったかもしれません。

しかし、その甲斐あってか、「公の園2」は多くの方にご覧頂き、
お褒めの言葉も頂戴しました。
観劇してくださった皆様、本当にありがとうございました。
この場を借りて、お礼を言わせて頂きます。

今回は男性2人が出演してくださった為に、
いつもと違う色合いが出た上に、またこのお二人が達者で
人柄のよい方たちだったので、レギュラー陣はどんなに
助けられ、支えられたことか。

本当は、私たちがお迎えしたゲストなので、
もっと環境を整えたり、ケアするべきだったのですが、
自分の演技で精一杯で、気を配れなかったのはとても
心苦しい点です。

小野さん、大沢さん、ありがとうございました。

喜劇というのは、作るのはとても難しいものです。
でも、舞台に上がって、人々が笑ったり満足したりする様子を
感じるのは、このうえない喜びです。

私は、ますます喜劇を徹底してできる役者になりたいと
強く思うようになりました。

「決めたことはかならず叶う」のです。
うさんくさい喜美子が言ってました。

長野里美も「いい喜劇女優になろう」と決めました。
(もちろん、ほかのジャンルもやりますが)

続編が登場するのかどうかは未知数です。
が、これからも皆さまの笑顔を勝ち取るために邁進します!

ありがとうございました。


2月17日(月)
お元気ですかぁ〜!?

全国で大雪、オリンピックと合わせて毎日の新聞の
見出しが大きくて、びっくりします。

高速道路で立ち往生などと言う話は、短くない私の人生でも
記憶にありません。
東京では電車の衝突などもあって、被害に遭われた方々は
さぞや驚き、心細い思いをされてるかと思います。

大雪!
子どもの頃は、雪が降ると喜んだものです。
現に、最初の雪の翌日には、あちこちで可愛らしい雪だるまが
並んでいました。

が、2回にもわたって降り込められると、さすがに子供達も
辟易するのでしょうか。
今回の雪では、湿った質のせいもあってか、どこにも雪だるまが
見られませんでした。

さてさて、昨年の「公の園」上演にあたり、
浅野温子と野崎美子と私で結成したアンカンパニー。

今年は第2弾として「公の園2〜神様のいる公園〜」を
ひっさげて、池袋シアターグリーンに登場します。

あのマリアと喜美子がまたやらかしちゃうんです。

今回は、それに男性二人が加わって、
飛び込むのを止めるわ、ナンパするわ(?)、論争するわの
大騒ぎ。

出演してくださるのは、
子役から活躍している大沢健さん、
「相棒」でおなじみの小野了さん。

お二人とは初めての共演です。
小野さんにはお会いしたことすらありません。

でも、噂によると、お二人とも
今回の舞台をとーっても楽しみにしてくださっているらしいです。

女の園ならぬ「公園」に、男二人がどうからむのか!?

相変わらずのはちゃめちゃコメディーです。
前売は3月1日です!どうぞよろしく!!


http://www.annco.jp/index.html



1月8日(水)
新年明けましておめでとうございます。

1日も1週間も1年も早いもので、もう2014年が明けてから
8日もたってしまいました。

今年の抱負は何ですか?

私は友人知人に出す年賀状に「今年はすべて馬く(うまく)いく!」と
書きました。
その文通りに、起こったことは何もかもオッケーのつもりで
またやろうとしていることはすべて成功するつもりで、ことに
臨みたいと思っています。

でも本当は「すべてはうまく行っている」のです。

今年だけに限らず、もうずっと前から、宇宙の営みから
きのう起こった小さな諍い、指にできたちっぽけな切り傷まで
この世のすべては必然なのでしょう。

だから、隣にいる人からちょっとグサッと来ることを言われても
それは「神からの注意、警告」と思い、「ありがたく」
いただきましょう。

半生のかきにあたったとしても、それも「宇宙からの警報」とみなし
次からは気をつけましょう。

悪いことは、「ああこれくらいですんでよかったな」と思い、
いいことは、「なんて私はラッキーなの」と喜び、感謝する。

最近、私は寝る前のベッドを布団乾燥機で少し温めてから
そのぬくもりを体中で味わって、
「こんな温かいところで眠れる幸せ」をしみじみ感じてから
眠ります。
そして朝目覚めた時、やはり体が温まっていることに
「なんて幸せなんだろう」と思い、感謝するのです。

そうすると、1日幸せです。

もちろん、嫌なこともありますよ。
子どもが言うことを聞かないとか、体のどこかが痛いとか。

でも、ふと落ち着いてよく考えると「私はなんてラッキー!」としか
思えないのです。

だって、五体満足で、家族もあり、こんな寒い日も温かくして
いられるんですもの。

きのう、娘が長じて初めて親子で映画を観に行きました。
「永遠の0」です。

3人とも小説を読んで感動していたので、では冬休みに
行こうということになったのです。

DVDはよく見ますが、映画館にはあまり足を運ばない私たち。

最近の映画館はチケットを取るのも便利だし、
音も椅子もよくて、快適ですね〜。

それよりなにより、映画は素晴らしかったです。
特に岡田くん!
役と共に生きてらっしゃいました。
あの精悍なお顔!

お正月からいいもの見させていただきました。

今年も素敵な年になりますように。
いえいえ、素敵な年になることは決まっているのです!




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