6月14日(火)
あっという間に6月もなかばになってしまいました。

「アセンション日本」の稽古が来週から始まるかと思うと、
気も引き締まります。

本がまだ出来上がっていないので(^◇^;) 、
私はせっせと宣伝業に努めています。

プロデュースの一環に、今回はトークショーのゲストを
芝居の内容とからめて、そちらの方面の方々に、という
ことになりました。

「そちら」とはまさに原発問題、日本の復興問題です。

俳優では、先月山本太郎さんが「反原発」を真っ向から
唱えて、「番組を降ろされた」「事務所を辞めた」と
ツイッターで公言してらっしゃいました。

書かれたものをよく読むと、
「20ミリシーベルトの撤回!こどもを守ろう!」と
とてもまっとうな意見。

これが「反原発」でしょうか。
私には特に過激でもないように思えます。
デモに参加されたということですが、
私も先日のデモ、参加しようと考えていたら
一回は雨、一回は仕事で行けなくなりました。

しかし、こと俳優となると、スポンサーをはじめ
いろいろな方々に支えられ、仕事を与えられる役目なので
特定のイデオロギーに染まってはいけないんですよね。

その証拠に、そういう意見を表現している俳優が
ほかにいない!

そんな中、上杉祥三は書いてしまうんですって。

何を?
それは、できてからのお楽しみ。

そして、お楽しみのトークショーには

7月22日(金) 世田谷区長の保坂展人さん
  25日(月) 衆議院議員の河野太郎さん
が、決まっています。

わくわくぞくぞくしますね〜。
お二人ともどんなお話を聞かせてくれるんでしょうか。

こうご期待!
前売はもう始まってますよ〜。

5月17日(火)
すっかり間が空いてしまいました。
お元気ですか?

5月は誰にとっても過ごしやすい美しい季節で
ある、いやあったはずなのに、
台風があったり、肌寒かったりして
落ち着きません。

今日は朝の天気予報で、
「雷雨、突風、ひょうが降るおそれも」と
言われていました。

幸い、ここらあたりは、ひょうは降らなかったようで
すが、そんな予報でもみんなあまり驚かなくなって
きたことに驚いています。

本当に、昨今、この世の中では
何が原因で命を落とすかさえ、分からなくなって
来たようです。

あの未曾有の震災後でも、てんかんの持病を持つ
運転者によるクレーン車事故、
焼肉チェーン店の食中毒事件、
以前ならあり得ないような原因でやみくもに人が
犠牲になっているような気がします。

まるで、道を歩いていて、何が降ってくるかも
分からない、横道から何が飛び出してくるかも
分からないようなバーチャルな世界にいるようです。

でも、すでにバーチャルではなくなっているんですね。

私たちに求められているのは、これからは
誰かが「こうだよ」と言ったから、こっちへ進むと
いうことではなく、自分の判断で、自分の価値基準で
道を選ぶということなのでしょう。

簡単なようで、難しいことです。

でも、これこそが、この世に生まれてきて
しなければいけないこと、
できれば面白いこと、なのかも知れません。

7月紀伊国屋ホールでの
「アセンション日本」はそんな思いで作られるはずです。

着々と準備は進んでいます。

お楽しみに!

4月29日(金)
「昭和の日」です。
きのうは暑かったけど、今日は爽やかなGWの幕開けと
なりました。

午前中、親友のお姉さんの告別式に行ってきました。
3年ほど前から闘病されていたけど、昨年お会いした
時は、頭を坊主にしながらもお元気そうで、
ライブで歌ってらっしゃいました。

私が中学1年生の時、お姉さんは3年生で
その頃から学校の行事などで、よく中心になって
歌ってらっしゃいました。

卒業後は親友を通してちらっと会うだけで、
彼女本人のことはよく知らない私には、
霊前の遺影を見ても、中学生の時の姿しか浮かんで
来なかったりするのです。

告別式の会場には、私の知り合いは皆無でした。
親友と、お母さん、私の知っている二つの顔は
どちらも最愛の家族の死に大きなショックを受けて
打ちひしがれていました。

逝ってしまったその人を悼むのはもちろんですが、
けれど、残った人に会うという目的があるのも
お葬式です。

最後の最後まで癌による痛みに苦しまれたのか、
ふっくらした頬もやせて、生前の面影のない
故人の棺に花を添えた後、やっと親友と近くで
会うことができ、また泣き出した彼女を
ぎゅうと抱きしめることができました。

そう、今日の私にできることは、
彼女を抱いてあげることだけだ、
と思って家を出たのです。

帰路、いろいろなことを考えました。

あのお姉さんは、こうして家族に看取ってもらい
送ってもらうことができたけど、
東北では多くの方が、一瞬にして命を落として
しまったんだなあ、とか。

そして、先日、その写真を見た方から聞いたの
ですが、被災地では、狭い土地に
百体以上もの遺体を並べて、わずか数十センチの
幅の場所で、お経を上げてもらうしかなかったの
だと。

同じ人間の最後なのに、こうも違うなんて…と
思います。

しかし、今日のこの「昭和の日」は震災から数えて
50日目だそうですが、ほぼ49日と考えていいそう
なのです。

ですから、昭和天皇、あの戦争の始まりと終わりを
見ている昭和天皇が今回震災で亡くなった多くの
方を連れていかれたのだそうです。


トレランス、7月公演は紀伊国屋で、
「アセンション・シリーズ第3弾」です。
当然(?)、今の日本の姿が映し出されるでしょう。

お楽しみに!

4月15日(金)
震災から1ヶ月あまりたちました。

もうすぐディズニーランドも復活するそうですね。
朝刊のテレビ・ラジオ欄も先日復活し、テレビの中は
もうしばらく前からバラエティやお笑いで沸いている
ようですね。

でも、この地からさほど遠くないところで、
まだ日々の食糧や着る物に困っている人がいるのも
事実。

吸う空気、飲む水に脅かされて、
住居を後にしなければならない人がたくさんいるのも
事実。

東京では、子供達がどんどん外で遊び始め、
花粉症も終わりに近いのか、マスクをする人も少なく
なって来ました。

一見、前と変わらない日常が戻ってきたようです。

みんな日々の暮らしに追われています。

喉元過ぎれば熱さ忘れるって言うけど、
家族や親戚が被災した人以外は、こうしてだんだんと
あの衝撃が薄らいでいくのかな、と思います。

天災なら、それでもいいかと思います。
自分の暮らしをしながら復興を待つ、あるいは支える
やり方で。

でも、これは半分か半分以上、人災ですよね。

原発に関する東電や政府の対応を見ていると
日本人ってこんな欺瞞にあふれた人種だったのかと
情けなくなります。

そして、どこまでも人を欺いて我欲に突き進む
姿勢が空恐ろしく、気分が悪くさえなります。

そんなにしてまで儲けたいのでしょうか。
すでにたくさんお金を持っているのに?
分かりません。

世の中には分からないことがたくさんあります。

あの大震災の後からはもう、世界は違うものになって
いると私は思っています。

これからは、無償で人を助ける、無償で与えることで
しか、食べていけない、生きていけない世の中に
なるのではないでしょうか。

そして、今私たちはそれぞれが大きな分岐点の前に
立っていて、
自分の判断でしか道は選べないようになっているのでは
と思うのです。

どう生きるかを自分が決める、
それはやさしいようでいて、情報があふれたこの世界で
意外に難しいのだと最近分かりました。

でも、やらなきゃいけない。

考え考え、進んで行こうと思います。

そして、頼りになるのは自分の感覚。
明るいものを見続け、生かされていることに感謝し、
自分の内側を光で照らしてさえいれば、
間違った判断はしないでしょう。

そう信じています。

おこがましいけれども、
子供達にも人を助ける喜びを味わってほしくて、
学校に「学用品の寄付」を呼びかけました。

来週になったら、子供達の机の引き出しに
眠っていた使われていない鉛筆や消しゴムが
500人分集まり、まとめて被災地に送れるでしょう。

できることから、一歩ずつ!

4月8日(金)
お釈迦様が生まれた日でしたっけ。

お釈迦様で思い出しましたけど、
地震の前、子供の学校の読み聞かせボランティアで
芥川龍之介の「くもの糸」を読みました。

ご存知、悪人のカンダタがお釈迦様が垂らしてくれた
細いくもの糸にすがって、地獄の池からのぼろうとした
ところ、あともう少しというところで、ふと下を見ると
大勢の人間が自分の後に続いて来ているのを見て、
「これではこの細い糸が切れてしまう」と
「来るな!」と怒鳴った瞬間に、自分がつかまった所の
上から糸が切れて、また地獄の池にまっさかさま、と
いうお話です。

平常時に読んでた時は、
「あああ、ばかなことしたもんだなあ」と客観的に思う
だけのこのお話ですが、
こういうことがあった後は、身につまされますね。

いざという時、その瞬間に、どれほど、他人を
思いやれるものでしょうか。

私は新宿のデパートの7階で大揺れに揺れた時、
自分と家族のことしか考えられませんでした。

しかし、後で聞くと、同じようにデパートの上層階に
いたお年寄りで、自分の係累と関係なく、
そばのベビーカーや幼児をかばった人たちが
何人もいたそうです。

また、被災して、家族や家などいっさいがっさい
失ってもまだ、「同じ思いをしている人はたくさんいる」と
他人を助けることをいとわない人達。

頭が下がります。

私の頭は3月11日以来、ずっと停止したままでしたが
きのうの夜中の地震でまた揺り起こされたのか(笑)、
今朝になって、一つの思いではっきり目覚めました。

ぼんやりしてしまっていたのは、
ひたすら自分中心に生きてきて、そのやり方が
突然断たれてしまったからではないか。

今こそ、人に与える、利他に生きることを
教えてくれているのではないか。

まず、簡単なことから始めたいと思います。
日常で、とにかく人のことから考えること。

今日から実行します。

ワークショップ、決定しました。
こんな思いでやってます。来てください。


3月29日(火)
毎日のニュースにいちいち驚いているうちに
桜がほころび始めているようです。

今年も春は遅いのかと唇をかみしめる思いで
ここ数日過ごしていましたが、きのうから何となく
暖かな陽射し。

ここ数週間の騒ぎですっかり忘れられていた桜も
入学式には間に合おうと必死で
頑張ってくれているのかも知れません。

さて、1月の「公の園」を福島県から観に来られた

方々がいます。

演出の野崎美子が福島出身だったこともあり

(おかげさまで家族ともに無事です)、

彼女の取材も兼ねて、大勢で観に来てくださって、

とても気に入っていただきました。

そして、いつか近い将来、福島でやろう!と提案して

くださったのですが、今はどうしていらっしゃるでしょうか。


生きて、家族の無事を喜び合った方々も、生活の維持や、
原発からの避難で、大変な目にあっているかも知れません。
東京でさえ、水の問題や、まだいつ襲って来るかもしれない
原発の脅威に恐れおののく毎日です。

今回の災害では、今までの価値観ではもはや生きていけないと
いうことを、否応なく思い知らされました。
当たり前のようにあった、安全な水や空気が手に入らないと
いう無力感は、今後私たちの意識をどう変えるのでしょう。
また、私たちはどう変わるべきなのでしょうか。

たぶん、ヒントは「水」なのかもしれません。
東北の方々の日常を一瞬で奪った「水」。
文字通り、何もかも流してしまった「水」。
そして今、私たちは体に入れる水のことも心配しなくては
ならない窮地に追いこめられている。

でも、その「水」は、
実は人間の意識でどうとでもその結晶を変える存在なのです。
これは、江本勝さんの実験や著書で明らかにされています。
水に向かって「ありがとう」と言えば、放射能で汚染されて、
おどろおどろしい様相を呈していた水の結晶も、
ダイヤモンドのような美しい結晶に変化するのです。

人間の意識や言葉が、「水」を変える。
と言うことは、今まで水を汚していたのも人間、
そしてこれから、放射能汚染の疑いのある水を
きれいに変えていくのも、人間の仕事なのです。

たぶん、高性能の放射線除外機能のついた浄水器も
現われるでしょう。
でも、私たちは言葉ひとつで水を飲めるようにできるのです。
そして、この地球でさえも。毎日歩く足の下の土、
街路の木々、とりまいている空気にきれいな言葉、
美しい日本語を聞かせてあげましょう。
感謝の気持ちを伝えましょう。

まず、生かされている幸運に感謝。
そして、いつの日か、福島の方々がおっしゃってくれたように、
また「公の園」でお目にかかれることを願って。

3月14日(月)
東北・関東大震災でお亡くなりになった方、心よりご冥福を
申し上げます。
また、被災者の皆さんが一刻も早く、救助され安心されます
ことを心より祈ります。
また全国で不安にかられている皆さん、心を丈夫に持ちましょう。

と言いながら、私自身にもう一つ落ち着きがない気がして、
地震が起こってからの自分の行動も何だか頼りなく
情けなく、もうちょっとしっかりしたいものです。

地震の真っ最中は私は新宿のデパートにいました。
ニュージーランドのビルの倒壊が思い出され、
本当に怖かったです。

「あ、普段と違う」と思って真っ先にしたのは
携帯で時間を確かめたこと。
腕時計をつけない私は、時間を見て、子供がまだ学校にいる
ことを確かめて、まず安心しました。

それから、電車が動かないことを知り、動くまでとにかく
歩こうと、甲州街道を下り始めましたが、
とうとう2時間ちょっとかけて、家まで歩くはめになりました。

それでも家まで帰れて、子供に会えたのは幸せです。

うちの小学校がなぜ、親が引き取りに来るまで
子供を保護してくれなかったのか、非常に不満でしたが、
子供も運良く、近所の方が預かってくれていてラッキーでした。

夫は京都にいました。
京都は少しも揺れなかったそうです。

阪神大震災や新潟の震災では、遠かったせいもあり、
今ひとつピンと来ていなかった大地震の恐怖ですが、
今回は背中にぞくぞく来ています。

早くも西に逃げている友人もいますが、
じたばたしても仕方ない気もして、
まずは食糧と水の確保。

そして、放射能の被害を防ぐために、
昆布・わかめ・ひじきを買い込んでいます。

スーパーでこれらのものがなくなっていないのは少し
不思議。
水やお米やお餅がごっそりなくなっているのに。

皆さん、甲状腺がやられないように、
海藻類や納豆が必要ですよ!

それから、精神的なケアも怠ってはいけないそうです。

悲惨な画像を流し続けるテレビにニュースには
ご用心。特に小さいお子さんは。

わけもなく不安にかられ、涙が流れたりして
うつになってしまいます。
テレビのニュースは必要最低限のものに
しましょう。

長くなりますが、こんな元気の出るツイッターを
集めたものがあります。
一部紹介します。
全部読んだら、涙が止まらなくなりました。


「日本人のモラルに世界が驚く」
観測史上最大の地震に直面した日本。
今現在は混乱のまっただ中だが、世界から日本人の行動やモラルに賞賛の声が上がっている。
助け合い、和の精神は、やはり日本人固有のものかもしれない。
ツイッターの声をまとめており、感動する話がたくさんあるので共有し、紹介したいと思う。
元気の出るつぶやきを集めます。

* ディズニーランドでの出来事
http://twitter.com/unosuke/status/46376846505426944
ディズニーランドでは、ショップのお菓子なども配給された。
ちょっと派手目な女子高生たちが必要以上にたくさんもらってて「何だ?」って一瞬思ったけど、その後その子たちが、避難所の子供たちにお菓子を配っていたところ見て感動。
子供連れは動けない状況だったから、本当にありがたい心配りだった

* 国連からのメッセージ
http://twitter.com/akitosk/status/46302222346223616
国連からのコメント「日本は今まで世界中に援助をしてきた援助大国だ。今回は国連が全力で日本を援助する。」 に感動した。
良い事をしたら戻ってくるのです。
これがいい例なのです

* 渋滞した交差点での出来事
http://twitter.com/micakom/status/46264887281848320
一回の青信号で1台しか前に進めないなんてザラだったけど、誰もが譲り合い穏やかに運転している姿に感動した。
複雑な交差点で交通が5分以上完全マヒするシーンもあったけど、10時間の間お礼以外のクラクションの音を耳にしなかった。
恐怖と同時に心温まる時間で、日本がますます好きになった。

* バス停で・・・
http://twitter.com/yunico_jp/status/46168394755612672
バスが全然来ない中、@saiso が、バス停の前にある薬局でカイロを買ってきて、並んで待ってる人みんなに配った!

* ディズニーシーにて
http://twitter.com/kfstudio/status/46390032776437760
ディズニーシーに一泊した娘、無事帰宅しました!
キャストのみなさんが寒い中でも笑顔で接してくれて不安を感じることなく過ごせたそうです。防寒のカイロやビニール袋、夜・朝の軽食と飲み物、おやつまで。ディズニーの素晴らしさに感動です。頑張ってくれたキャストさん、ほんとにありがとう!!

* 日本人の良さを再認識
http://twitter.com/VietL/status/46376383592677376
この地震が、きっかけになって、失いかけていた日本人本来の良さが戒間見れた気がする。犯罪はする様子はなく、助け合い、律儀、紳士的。普段日本人は冷たい人が多い…。って個人的に感じてるんだけど、多くの人が今回で「絆」を取り戻しつつあるように見えて、それがなんか感動して、泣けてくる。

* タイムラインに感動
http://twitter.com/rabukj8/statuses/46392080842506240
TL見て感動した。みんなが、ひとりひとりが大変な状況にいる人に笑顔を伝えようと、前向きになってくれるような発言がいっぱいで。TLがあたたかい。みんなのコトバを見て笑顔が少しずつでも増えればいいな。被災地の方、頑張れ、応援してくれる人がたくさんいます。

* 段ボールに感動
http://twitter.com/aquarius_rabbit/status/46213254376210432
ホームで待ちくたびれていたら、ホームレスの人達が寒いから敷けって段ボールをくれた。いつも私達は横目で流してるのに。あたたかいです。

* 外国人から見た日本人
http://twitter.com/kiritansu/status/46335057689980928
外国人から見た地震災害の反応。物が散乱しているスーパーで、落ちているものを律儀に拾い、そして列に黙って並んでお金を払って買い物をする。運転再開した電車で混んでるのに妊婦に席を譲るお年寄り。この光景を見て外国人は絶句したようだ。本当だろう、この話。すごいよ日本。


2月20日(日)
またまた寒い日々に逆戻り…。
お元気ですか?

でも、今年はインフルエンザの噂を近所で全然
聞いていません。
みんな、頑張ってるな〜。

先日、子供の学校で朝の読み聞かせをしました。

何を読むかはいつもとても迷うところなのですが、
今回は図書館の児童書のコーナーにあった
芥川龍之介を見て、「これだ!」と思いました。

久しぶりに読む「くもの糸」や「杜氏春」は
まあ、なんと文章が綺麗。
読んでても素晴らしいのですが、
口に出してみると、もっといい!

読み聞かせにはもってこいだ!
てなわけで、比較的短めの「くもの糸」と
私は初めて読んだ「仙人」という短編を
選びました。

昨年、代官山の古民家のような素敵なカフェを
借り切って、ある女優さんが読み語りをしていたのを
聞きに行ったのですが、
なんかいいなあと思い、ましてやこういう題材に
また出合ったりすると、自分でもやってみたく
うずうずしてきます。

それでリーディングや朗読もばかにできないなと
今年は、ちょっとそういうことにも挑戦してみる
つもりでいます。

そんなことを思っていると、
知り合いのディレクターさんから8年ぶりに
ラジオの仕事が!

声だけで世界を表現する仕事が
こんな形でやってくるなんて、

最近の私は何かの流れで動かされていて、
とても「つながり」というものを感じるんです。

いわく、人と人とのつながり。
その人が起こす、事象と事象のつながり。

とても面白いです。

そして、素敵な人やいいエネルギーを持ってる
人を引きつけることができているような気がして
とてもハッピーな毎日。

コツは、とにかく悪いことを考えないこと。
自分の中で、繰り返し考えてしまいそうな
イヤな事や面倒な事も、時々意識的に
「でも相手だってつらいんだし」などと
無理にでも考えてガス抜きさせることですね!

ガス抜きを定期的に、思い出すたびに
やっていくと、自然に執着も取れてくるようです。

とにかく、発想の転換は大事です!
ビバ!ハッピーな毎日!

2月11日(金)
建国記念日は大雪です。

きのう、娘の長靴を買いに走り回った甲斐が
ありました。
22センチの子供長靴は、サイズ的に微妙で
なかなかないのだと分かりました。


「公の園」が終わってからもう10日たちますが、
私は使用前と使用後で、何だか世界を見る目が
変わってしまった気がしています。

「公の園」を立ち上げる前にしきりに読んでいた
「幸せをつかむ本」みたいなものに、めっきり
目が行かなくなりました。

もっと言うなら、10年間の子育て&片手間(?)の
仕事というスタイルに区切りがついたのかも
知れません。

長いトンネルを抜けたようです。
ものすごく視界が晴れ晴れとして、自分の行くべき
道が分かっている気がしているのです。

「幸せ」は自分の手でつくるもの、
自分の手の中にあるもの、ということを実感できたの
かもしれません。

本気で努力すれば願いが叶う。
でも、あちこち迷ったり、失敗したりするのも必然として
あって、それがあるから到達できる、ということも
分かりました。

今までの迷いやぶれは必然だったのです。
過去の自分を冷静に見ることすらでき、
その時傷つけてしまった人に謝りたくなったりします。

なんでしょう、この感覚。
なんかすごい「術」をかけられていて、それから
目が覚めたような…。
長〜いセミナーが終わったような。

どちらにしても、周囲の皆さまに感謝です。
そして頑張った自分にも「ありがとう」。
天の神様にも「ありがとう」。

今日からまたにこにこして生きていこうと思う私です。


2月3日(木)
今日は節分ですね〜。
季節が変わってしまったんですね〜。

今日、やっと部屋の掃除ができて、
年末のテキトーな大掃除から、たまった埃やちりを
排除できたか、と思っていたら、
明日の朝は、撒かれた豆が踏んづけられてたりして
またまた汚くなっているというわけですね。

あ〜、主婦ってくるしい。

どうして、こうも後から後から仕事ができるのかと
思うけど、
考えてみたら、自分以外に汚す人がいないのも
寂しがりやの私としては、たまらないことなのかも。
と思って、がんばってきれいにします。

「公の園」、無事、公演終了いたしました。
ご来場いただきました方々、本当にありがとう
ございました。
「おかげさまで」満員御礼、けがも病気もハプニングも
なく、大変評判のよい素晴らしい舞台になりました。

同世代の、ママ友が口を揃えて褒めちぎってくれました。
こんなことは初めてかも。

もちろん、以前からのお友達も。

それから、同業者の辛口の演出家、役者さんたちが
誉めてくれたのは、うれしかった。

私自身も役者として、お褒めに預かって
くすぐったい気持ちですが、
何でしょうね、自分ではいつもと変わらずやっていたのに
片や腐され、片や誉められるのは、
やはり自分のあずかり知らぬところで
変化があるのかなあ。

でも、これは9年間温めていた企画なので、
実は隅から隅まで知ってるのです。
だから、読み込みがあったのかな。

とは言っても、今回発見したものは数知れず…。
演出家の野崎さんに感謝です。

もちろん、楽しくやってくれた共演者のお二人にも
感謝。

それから、スタッフさん、お手伝いさん、
そして何より、来てくださったお客様、
本当にありがとうございました。

これから長野&「公の園」メイトは、
地方公演や再演に向かって動き出しま〜す。
待っててね〜。


1月26日(水)
うひょ〜。
いよいよあさって初日となってしまいました。

実は、今までにないタイプの芝居なので、
ドキドキなのです。
静か〜に入って、静か〜に始まる。
もちろん、中では様々な変化もあり、
やっぱいつもの通りじゃん、と言われる場面も
あるでしょうが、基本的には私には「挑戦」ですね。
初めての試みです。

しかし、演出家が「2011年はこれで行きたい」と
はっきり打ち出してきたカラーです。

女性ばかりの出演者に演出家。
これで、3週間ほど、公私にわたりいろいろ
話し合い、作ってきた芝居です。

温子さんと私と野崎さんはほとんど同年代。
半年ずつ離れているくらいです。
でも、これまでの人生の軌跡が全然違い、
普段考えてることも全く違う私たちですが、
芝居にかける情熱は負けず劣らず。
話し始めると、延々話込んでしまうのです。

そんな女性ならではの、緻密で繊細、
そして決してあきらめない、粘着質な稽古で
できあがったこの作品、

エネルギーと生命力に満ち溢れ、
輝いています(と思います)。

なんせ、テーマは「いのち」ですから。

女性の皆さん、もちろん男性の方々も
どうぞどうぞ観に来てくださいましね。
きっと損はさせません。


1月17日(月)
明けましておめでとうございます。
すっかりご挨拶が遅れて申し訳ありません。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

いや〜、もう今年も明けて17日もたってしまった
とは…。

今年のお正月は元旦から風邪をもらって
大変でした。
どうやら、「ジャンヌ・ダルク」の風だったような。

私にしては珍しく熱が出て、だるくてしんどい
風邪でしたが、寝込んでいたのは2日の日だけ、
3日には箱根に行って、どうしても
「公の園」の祈願をしなければならなかったのです。

ふらふらしながら、ロマンスカーに乗り、
家族に体調の悪いのを八つ当たりしてましたが、
神社に行くと、急にふっと素直な気持ちになり、
不思議におこりが取れたようでした。

が、その日の夕方からまた熱が上がって、
楽しみにしていた温泉も入れず、食事も喉を
通らず、部屋で一人ぐったりする私でした。

翌4日から稽古開始。
が、その日の朝からすっかり熱も下がった私は
元気に稽古場に行くことができ、
神様が守ってくれたのか、執念なのか、
とにかく、今日まで元気に通っています。

三人芝居はしかし…、やはり難物であります。

1時間45分を3人で割るのですから、相当量
しゃべっています。しかも上杉祥三の本ですから、
アセンションシリーズよりは、ずうっと簡単、日常的と
言えども、結構しゃべくります。

でも、ひょっとしたら、これぞ、私が今求めていた
タイプの本なのかも知れない。

コメディながらも、感動もあり、役者の腕がなければ
間が持たない。
このやりがいのある仕事に挑戦できて、
今年ははなから幸先がよいです。

そういえば、作家の上杉祥三は今回はまったく同じ
時期に出演作を抱えていて、そちらの稽古で
忙しいのですが、おとといちらっと稽古を観に来て、
「よかった〜。ほっとしたよ〜。」と
何度も胸をなでおろし、しかも誉めてくれました。

作家、そしてかつての上演を演出した人に
そう言われて、私たちも「ほっ」ですが、
でも、形にするのはこれから。

今日もこれから、行ってまいりま〜す。




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