2006年
12月17日(日)
何気にブランクをあけてしまいました。申し訳ございません。
あれ?何をしていたんだろうな、というのが実感です。
これが師走ってやつですかねえ。
なんて、いい加減なこと言ってますが…。

きのう、いよいよ「子供ワークショップ」が始動しました。
私も初の体験で、どうなることやらと思っていましたが、
何とか無事に、第一回目は終わりました。
子供に何かを教えたり、子供を遊ばせるには、
自分が動くのが一番、ということを肌で感じ、
きのうは自分から率先して動いてしまって、夜
筋肉痛を起こしそうでした。

子供たちをうまく指導して、なおかつ子供たちから
何かを得るには、まだまだ未熟者の私ですが、
きのう一番よく分かってしまったのは、「親」というものの存在です。
きのう来て下さった保護者の方々は、皆さん一様に、
子供達に「何かを得させたい」「楽しんでもらいたい」と
願ってらっしゃる、子供思いの熱心な親御さんたちですが、
それゆえに、ともすると「何かを得させたい」がいつの間にか
「上手くやってほしい」やら「人ができてるのに、できてないのは
よくない」になりがちなんですね。
もう、皆さんの思いが全く一緒で、それは私自身がよく
いろんな場面で抱く思いそのものなので、痛いほど分かりました。

でも、立場を変えた私から見ると、人からはずれていても
右手と左手を間違えていても、とりあえずいいんです。
先生の言った通りにできなくても、その子本人がのびのびして
自由な気持ちの発露があれば、必ずいいものが出てるんです。
だから、ダンスのレッスンでは、右・左や前後などの位置感覚は
おいおい伝えて行きますが、
演劇としてのレッスンでは、とにかく楽しむこと第一でやっていきたいと
思ってます。

そのうち、ちゃんと演技を教えてあげたいなとか
あれもしたら、これもしたらとアイデアが次々生まれてきて、
またまたやる気満々になってますが、

しかし…
子供(特に5,6歳の)のパワーはすごいですね。
疲れてもいないのに「つかれた〜」とか「いつまでやるの〜」と
言ったかと思うと、頼んでもいないのに、ものすごい声量と動きで
踊りだしたり。
実は、きのうは保育園の先生状態…と言ってもいいくらいの
ものでした。

12月8日(金)
今日は歴史的な日ですね。
真珠湾攻撃の日、ジョン・レノンの命日…。
この日、お誕生日のお友達で、今まったく交信のなくなってしまった
人がいるのですが、どうしているのやら。
今日中にメールしてみようかな、と思います。

子供ワークショップを立ち上げました。
チラシを作って、文章を書いているうちに、これって何て楽しそうな
企画なんだろうとうきうきしてきた私です。
もちろん、我が子も参加するつもりで、こちらも私に負けず劣らず
楽しみな様子。
きのうは、サンリオ・ピューロランドに行き、子供が喜びそうな
ダンスの振りを仕入れてきたりして、私はもうやる気満々なのですが、
いかんせん、子供の数がもう少し…。
どうぞ、世田谷区や杉並区、渋谷区のあたりの方々、ご参加ください。
随時見学、ばらでもお売りいたしますよ!

それにしても、サンリオ・ピューロランドは初体験でしたが、
なかなか頑張ってますね。
ディズニーランドと違って、乗り物で勝負できないので、こちらは
ショーやパレードに命とお金を賭けてる様子。
だって、中国雑技団の人々を入れていたり、マシンで、溶ける雪を
会場いっぱいに降らせたりしてるんですよ。
キティちゃんのショーは、宝塚の演出家を呼んだり(だから、正面に
大階段!キティちゃんたちも、見えているのかいないのか、階段を
踏み外すことなく、上手に降りつつ踊っていました!すごい!)

テーマパークでダンサー達を見ると、日本にもスタイルのいい、
踊れるダンサーの裾野が広がっているんだなとつくづく感じます。
劇団四季を受ける人々なのか、はたまたテーマパーク荒らし(?)の
人々なのか、ダンサー人口が増えているんですね。
素晴らしいことです。
また、子供の頃からこういうものに触れる機会があって、今の子供達って
ぜいたくねえ、と思ったりします。
ショーを見ながら踊っている子、あんなお茶目さんたちが将来、舞台で
くるくる活躍するんでしょうね。
面白い体験でした。

11月29日(水)
久しぶりの晴天です。こういうとき、本当に「お天道さま、ありがとう」と
素直に言いたくなっちゃいますね。
もぐらと結婚しなくてよくなった(逃げた?)、おやゆび姫の気持ちです。

この季節になると、早いところではクリスマスソングがかかり、
クリスマスグッズの売り出しが見られますが、そういえば一時よりも
減った感じがしますね。
それよりも、「今年もあと一ヶ月!」というフレーズの方にどきんと
しちゃいます。書店でも、しきりに来年度の手帳や家計簿を店頭に置いて
宣伝してるし、ラジオや雑誌、あちこちから届くメルマガでもよく
見聞きします。

我が家では、今年の12月はクリスマスよりも、「掃除」に命をかけたいと
思ってます!
時々、一発奮起して、いろいろな物を捨てるのですが、すぐにまた
信じられない勢いでたまってくるのが、本当に不思議です。
お腹がすいたら、食べ物を補給するように、空間がすいたら、
物って入ってくるようにできているのでしょうか?
それなら、お財布がすいたら、お金がするっと入ってきてほしいものですね。
口座とかにもね。

ともあれ、今年はまた捨てるぞお〜。
そしてほこりを払って、拭いて、磨くぞお〜。

最近、「トイレ掃除が福を呼ぶ」という内容の本を書店で立ち読みしましたが、
ビートたけしさんなどは、売れない時代、必死でトイレ掃除をしていたんで
すってね。その他、角界の大物も師匠に言われて、横綱になるために
素手でトイレを掃除したのだとか。
その本が随分売れているらしく、先日、電車に乗ったら中吊りの広告に
「トイレ素手掃除が招く感染症を恐れる医師」という記事があって、
情報が広まる速さに感心、だけど、なんだかいたちごっこだなあと
思ってしまったのは私だけでしょうか?
皆さんも、トイレ掃除してますか?

11月20日(月)
2月末の「僕たちの好きだった革命」に出演が決まり、先日そのポスター撮りを
してまいりました。
脚本・演出は鴻上さん、出演者に大高さんがいて、懐かしいメンバーです。
主演の中村雅俊さんとは初仕事。
この日はお会いできなかったのですが、
「やさしい」「気さく」「いい人」とめちゃくちゃ評判の高い方なので、
もう今からとても楽しみ。
鴻上さんとも大高さんとも「ファントム・ペイン」以来なので、お二人がどう
変わったのか、こちらも楽しみですが、先日の撮影現場では子供の話しか
できませんでした(^◇^;)
でも不思議なご縁ですが、先月だったか、私は過去の鴻上さんに対する無礼講を
ふいに思い出し、ひたすら心の中で謝っていたことがあったのです。
また、「お前が演劇を始められたのは鴻上さんのおかげじゃないか」と夫に
指摘されて、謝ると同時に感謝もしていたのです。
そしたら、それがまるで届いたかのように、数日たってこのお話が舞い込んできた
のです。
当の鴻上さんに聞いたところ、そのような念派(?)はまったく感じられなかった
そうですが。でも、会うなり、昔話で「こんなこと言った」「あんなこと言った」と
数々の失言を責められるので、「ゆるすということ」(ジェラルド・G・ジャンポルスキー著、
サンマーク文庫出版)というベストセラーのご本を紹介してさしあげました。
まあ、私の失言もあんまりだったかもしれませんが、鴻上さんったら、
ご自分が演出の最中にどんな言葉を吐かれたか、そっちの方は忘れちゃって
るんですよ。いややわあ〜。
もちろん、そのおかげで私もまだ演劇を続けていられるのですが!
もちろん、ゆるしてるし、感謝もしてますよ、鴻上さん!
(これ読んでまた怒らないでね)

という、こういう濃ゆーい関係なんですね、劇団出身者は。
なので、きのう終わった上杉祥三出演の「鵺」は懐かしいやら、痛いやらでした。
でも、とても見ごたえのある作品でした。とても丁寧に作ってありました。
演出家の静かな、しかし熱い熱い情熱を感じました。
よくぞ、上杉と若松武さんをこんなふうに演出できたものだと。
若松さんも、ものすごくいい味出してらっしゃって嬉しかったです。

あらためて、舞台って面白いものだ、と久しぶりに思いました。

11月1日(水)
わお!今年もあと2ヶ月じゃありませんか。どきっとしますね〜。
それなのに、秋晴れの暖かい日が何日も続いて、本当に
幸せ感のある今日この頃です。

おかげさまで、きのう無事にWS終了いたしました。
私が経験した中で、最高のWSでした。
最中にあまり、ここでご報告をしませんでしたが、日一日と
みんなの気持ちが揃って来て、中心にある見えないものに向かって
集中し始めた感があります。
「中心にある見えないもの」って何かといいますと、自分の内面だったり、
誰かと誰かの間をつなぐ「気」だったり…。
みんな最初は不安と期待でキョトキョトしていましたが、最終日の
きのうなどは、人が変わったように盛り上がっていて、
発表の前からすでに、私の手を離れたような気さえしました。
(子供が自立していく時に似ている…。)
発表も、もちろんとてもよかったです。
それぞれがこのWSで学んだことを生かそうとしてました。

私自身もゴールが見えずに、目標も定めずに走り始めたWSです。
でも、はじめにみんなに何を言おうかなと話し始めたとき、ふと
口をついて出た「自分が自分でいていいんだということを確認する
場所にしよう」という言葉が、意図せずに、始終このWSにテーマと
して流れていて、みんなも無理なく、そこに向かっていたようです。

そんなことを、すべて終わった打ち上げの席で聞きました。
「裸になって立つということがとても難しかった」
「やってみたら、なんとも言えない感情が溢れてきて、とても気持ち
よかった」
「とにかく楽しかった」
「途中であるオーディションに行ったとき、自分が変わっているのが
分かった」
「自分も含め、人を人として好きになれる空間だった」
「東京が”東京砂漠”じゃなくなった」
…などなど、嬉しい感想がいっぱいで、私自身が感激です。
素直な心でついてきてくれた皆さん、本当にありがとう。
そして演劇の神様、私達にまたとない贈り物をくださって、本当に
感謝します。

”自分が好きになれば、相手からも愛される”
”心を開けば、人とつながれる”
10月26日(木)
今年の10月は晴れの日が多くて、幸せです。
日本では年間降雨量を平均すると、10月が一番少ないそうで、
だから東京オリンピックや体育の日も10月に設置されたのだとか。
高くて青い秋の空を見ていると、何でもできそうな気分になるから
いいですね。

ここで美容関係のお話を一つ。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、田中玲子さんという人が
「たったこれだけ!美肌になれるキレイの法則」という本を書いて
今、書店に並べられています。
私は、ある日この本をふと手にとったのがきっかけで、
彼女の経営しているサロンに行き、そこで売られている化粧水を
使い始めました。
すると、とっても調子いいんですね。きめが揃ってきたような気が
するんです。
お友達に紹介して、買ってあげたりすると、効果が出てくる1ヶ月後
くらいにはもう大変に感謝されます。
インターネットでもコスメの口コミ評でかなり上位でした。

さて、きのう東京・下北沢にあるそのサロンに行って、頼まれた
化粧品を購入しようとドアを開けると、なんと先生直々に
お出ましになったのです。たまたまいらっしゃっただけらしかったの
ですが、私はこの際お話を伺おうとお引止めしてしまいました。
すると、先生のこの化粧水にかける情熱がほとばしり出てるお話が
聞けて、あらためてこの商品の素晴らしさを認識し、また私も
そんなにいいものを皆さんに紹介しない手はないという気になり、
「どうぞいろいろな方に勧めて下さい。」とおっしゃる先生に
「ええ!広告塔になりますよ!」とは言いませんでしたけど、
「ええ!これからもお友達にどんどん紹介します!任せてください」と
約束してしまったんですね。
だって、この商品も素晴らしいですが、やっぱりもうけ主義でなく、
いい物を作り、それを広めたいという気持ちは応援したくなりますもの。
最近よく読んでいる本田健さんなども、いいものを分け与える精神で
ただでご自分の冊子を配ったりしています。
そういう姿勢って素晴らしいと思うのです。

だから、私も骨身を削って、残りのワークショップがんばりまーす。
ちなみにそのサロンはレイ・ビューティーヘルス研究所といい、
化粧水はレイ・ブリージングローションと言います。
皆さんも興味があったら是非!ネットでも販売されておりますよ。

10月18日(水)
最近私は、「流れ」に沿って生きるということがとても
重要なのでは、と思うようになりました。
だから、来た仕事は断らない、頼まれごとは引き受ける、
相談されたらのる。もちろん、どこかで決断しなくてはいけない
時はありますが、基本的には向こうから話を持ちかけられたら
「のる」姿勢で人生は自分の思う方向に進んでいくのじゃないか、と。
それが神の思し召し、というか、言ってみれば、生まれる前に
自分が決めてきた道筋なのではないか、と。

なぜそう思うようになったかと言いますと、
最近私は、ある人に指摘されたことがきっかけで、
子育ての最中や、今のワークショップの最中に、とても気の短い
自分の性格に気がついたんです。
せっかちだとは思っていましたが、こんなに気が短いとは
今さらになって知りました。
待てない、のです。昔からバスを待つのが苦手でした。
それから、昔、飲み会に遅れて行ったとき、場所が分からなくて
先に着いた人に連絡して、その人が迎えに来てくれると言っているのに
その十分が待てなくて、わざわざ店に電話して場所を聞いて
勝手に歩き始めたばかりに、その人と行き違いになった、ということも
あります。店に一人で着いた時、「あんたらしいね」と
言われました。

とにかく、自分でできることは自分でやりたいのです。
それが強引さにつながり、時に無理を引き起こしてきたようです。
でも、無理はいけません。最近ようやくそれが分かりました。
人は求められるときに、その力を発揮すればよくて、
自分から自分のことを売り込みに行くのは、無理を生じます。
では、役者なんてできないのでは?と言われるかもしれませんが、
そこにはきっと、ある境界線があって、「今、自分を売り込みに
行った方がいい」というのは第六感が知らせてくれるに違いないのです。
それを「チャンス」というのだと思います。
その「チャンス」をつかむのは、勘・ひらめき・虫の知らせ…などなど、
まあいわゆる直感ですね。
だからいつも、第3の目を開けておこう、なんて言うんですね。

「流れ」に任せると何がいいかというと、「我」を捨てやすいんですね。
「我」を捨てると何がいいかというと、幸せになるんです。
これでいいんだ、自分から動かなくても求められる、ということが
分かれば、満ち足りた気持ちになり、、また求められるということに
自然と感謝できるのです。
するとまた、人や物や仕事がやってくる。そして「流れ」がどんどん
活発になるのでは、と思います。

でも、努力は必要です。
直感を通しておく努力、チャンスをつかみとる感性を磨く努力。
すべては、何か目の前のことを一生懸命やっているときに
与えられるのです。
何もしないでいては、チャンスも来ないのです。
さあ、今日もがんばりましょう。

10月5日(木)
金木犀の香りかぐわしい10月がやってまいりました。
が、しかし、雨が多いですねえ。
10月というのは、1年でも降雨量の少ない月らしいのですが、
それは今や過去の話ですね。
最近の気象状況はもう何が何やら…。
氷河期が近づいているというのは本当でしょうか?

さてさて、天候にもめげず、ワークショップが元気に始まりました。
いつにもまして若い方が多いこのワークショップ。
19歳や20歳って、自分の子供のような年齢ですが、
私も輪の中に入って一緒に運動してます。
きのうは、顔と名前を覚えただけに留まりましたが、
これから楽しみですね。
はじめての日のあの緊張の顔がどれだけ変わって行くのか。
私もできるだけのことはしますので、皆さん楽しんで
行きましょう!

9月24日(日)
ベニサン・ピットでの公演「演劇の毒薬」、行ってまいりました。
ゲネを見させてもらって、「うーん、難しい芝居だなあ」との感想を
持って帰りましたが、本番に入るとものすごい評判だとのこと。
きっとお客さんが入って、空気が変わったのだと楽しみに行くと、
それはもう、ゲネとは天地の差でありました。
芝居って不思議ですね。もちろん、役者の緊張度や完成度や
スタッフワーク、様々な要因がからんでますが、
一番大きいのは、お客さんとの交流があって初めて舞台が成立
するという点です。
本来は演じ手の方から何かを発信しているものなのでしょうし、
そのように考えられがちですが、実際はそれと全く同じくらいの割合で
見る方から「気」が注ぎ込まれるから、演じ手が生き生きしてくる。
こんな法則があるんですね。
まさにそれを感じてしまった舞台でした。

そして、もう一つ再確認したこと。
上杉祥三は、ほかの役者とはまったく似ていない、唯一無二の
演技者で、それにますます磨きがかかっています。
私は感心しました。
これには「魂の画家・ヴァン・ゴッホ」を真似て
「魂の役者・上杉祥三」とキャッチコピーをつけたい気持ちに
なりました。
劇場で会った知り合いが、「僕は時々、森林浴して自然にふれて
リフレッシュするのと同じように、時々上杉祥三詣でをしないと
だめなんです」と言ってました。
上杉祥三参り??そう言うと「僕は神社なんだね。」と
ちと訳の分からない答えが返ってきましたが…。

ところで、長野里美単独ワークショップを行います。
日程・場所は近日中に発表いたしますが、9月末あるいは10月
はじめから。今回はキャンペーン(!?)なので、とてもお安く
なってます。一回2〜3時間、1000円です。
全部で10回、週2,3回で10月中に終わる予定です。
興味のある方は下記までご連絡ください。

tolerance@clock.ocn.ne.jp

9月20日(水)
爽やかな秋風が吹いてきます。
気温は高くても、風がやっぱり乾いて涼しく、何かが終わった寂しさが
ありますね。秋ってどうしてこんなに寂しいのでしょう。

皆さんは、何か嫌なことがあったとき、たとえば落し物をしたとか、
大事な物を失くしたとか、人に嫌なことを言われたとか、
約束をすっぽかされたとか、何かそんなことがあったとき、
「これは自分の行いが落ちているというサインだ」と
素直に思えますか?
「ついてない」と落ち込んだり、誰か人のせいにしたくなりませんか?
私もほんとにちょっと前、というか最近でもそうでした。
「入るから」と半ば約束されていた仕事がふいになった時、
思っちゃいけないと思いながら、「あーあ、なんでだろう」と
ため息ばかりだったのです。
でも本当は、そんな時こそ「ありがとう」なんですよね。
目の前のことがショックで、なかなか「ありがとう」とは程遠い気持ちに
なることの方が多いでしょうけど、そんな時に「ありがとう」を
思い出してつぶやけば、その悪の連鎖が止まるのです。
たとえ、その悪いことが自分の行いが落ちていたからだ、と
素直に思えなくても、です。
私も、以前、「なんでまたそんなことが?!」と思うようなことが起きた時、
ためしに「ありがとう」と声に出してつぶやいてみました。
すると!
あら、不思議。いいがかりをつけていた(いるように思えた)人が
途端に意見をひるがえして、「なかったことにして」と言ってきたのです。
効くんだな、と心底思いました。
どうぞ皆さんも試してみてください。
そして「ありがとう」と言った後、何のサインだったのか考えてみると
いいかもしれません。
仕事がふいになったら、新しい仕事なりほかの大事な何かが入ってくる印、
電車が遅れて遅刻したら、それも何かのサイン、
嫌なことを言われたら、自分も嫌なことを他人に言ってたかもしれないと
いう気づき。
そうすると、こんがらがっているように見えた糸が、思っていた以上に、
簡単にするりとほどけて、新しい局面を見せたりするのです。
楽しみですよね。
とは言っても、先月、待ち時間の長い現場で、仲間がどんどん出番が
終わって帰っていくのを横目で見ながら、次は自分の番かと心待ちに
しているときに、ほかのシーンに入ることを告げられて、
「ありがとう」とつぶやいていた私の顔は、「すごく切なそうだった」と
人に言われてしまいました。
私もまだまだです…。

9月8日(金)
すっかり秋の気配ですね。けど、蒸し暑い…。
夜も涼しいのか、暑いのか、よく分からない状況です。
早起きの私は、早朝も時間によって、気温の変化が細かくあることに
気づきました。4時頃、涼しいなあと思っていると、だんだん蒸し暑くなり、
また6時前後になって急に気温が下がったりするんです。
湿気のせいかもしれませんが。
自然というのは、面白いものです。

日本は新宮さまのご誕生に沸いていますね。
スポーツ新聞の見出しやワイドショーなどを垣間見ると、
いかに「男子誕生」が意味のあることなのかを思わせられます。
そして不思議なのが、紀子さまお一人で産まれたかのような
ワンショットの大きな写真とエピソードの数々。
「産んだ」ということの重みと同時に、一般から皇室に入った方に
世間がとても注目しているということを感じます。
それにしても、雅子さまのご心中やいかばかり…。
私達には想像もできない世界かもしれません。
とにかく、雅子さま・愛子さまファンの一人としては、
いかなる重圧にも負けず、お元気になられるのを待っています。

元気が一番!
三度の食事の前に大笑いするという健康法があるらしいです。
私も、最近子供に怒ってばかりいたので、少し反省し、冗談を言うように
心がけています。
昨夜は寝る前の読み聞かせで、慌てている猫の台詞をめちゃくちゃに
しゃべったら大うけでした。自分も楽しくなって、大笑いし、とても
幸せな気持ちで眠りに就きました。
子供は明け方、うなされてましたけど…。

8月31日(木)
暑かった夏も終わりに近づき、空が高くなってまいりました。
このところ涼しい日が続いていましたが、今日はまたぶり返したような
強い日差し。
みんな、「暑〜い」と言ってますが、私にはふとした瞬間に吹いてくる
風がどうも違うように感じられ、秋の哀れを思ってしまうのです。
夏が来るのが遅かったんだから、もうちょっと暑くてもいいのに…。

最近、ちょっと忙しくて書けませんでした。
10月からの深夜番組や9月最終回のドラマを撮ったりしてました。
テレビ番組の撮影は、待ち時間が読めず、計れず、延々待たされる
こともしばしばですが、そんなときも愚痴一つ言わずに、明るくしている
人には惹かれます。
おとといの収録では、最終回のダンス大会の会場に街の皆が
駆けつけ、見守るというシーンがあって、私は久しぶりのその現場に
行ったのですが、行ってみると、数十人の俳優群。
若い人たちを除き、殆どの方を共演や飲み屋で会った形で
見知っていて、ああ、私もそれなりの年なのね、と思ったのでした。
でも、久しぶりに会った方も多くて、楽しかった〜。
一生懸命しゃべって、気がついたら声を枯らしてました…。

人と会うのは楽しいものです。
特に、役者連中としゃべるのは。
あらためて私は、自分の居場所を確認してしまいました。

ところで、強い日差しの話に戻ります。
私はいつも仕事中はコンタクトをしてますが、
先日ピーカンのコンクリートの上で、レフ板の光を浴びて、
撮影すること数時間、終わってコンタクトをはずしたら、
うすい水色が紫色のような、茶色のような色に変色してたんですよ。
これって、紫外線ですよね。
コンタクトがこれだけ焼けるということは、もし裸眼だったら、
瞳が焼けているってことですよね。こわ〜。
目から紫外線が入ってきて、全身に回り、日焼けすることも
あるんだそうですよ。気をつけましょうね。

8月17日(木)
いつの間にか誕生日も過ぎてしまいました。
今年の誕生日には、夜、仕事が入っていたので、前日に家族に
お祝いしてもらいましたが、当日になって撮影がなくなってしまい、
急遽、家でまた家族パーティーすることに。
とは言っても、自分でケーキを買い、自分でご馳走を作るのですが。
ケーキ屋さんで注文するときに、「お名前入れますか?」と聞かれ、
「はい、えっと…、さとみ、さん、で…」と口ごもりながら言い、
「ロウソクは何本で?」と聞かれ、「大小ありますか?」とまた小さな声で。
そして、大小取り混ぜて微妙な本数をもらい、自分のことだって
ばれてるかな?と、かなり恥ずかしい瞬間でした。

あと40年現役で頑張りマース。というのが、今年の私の誕生日に
立てた目標です。
そして、ロウソクを吹き消す前にお願いしたのが、家族の健康と幸せ、
自分の将来、子供の自立。
いつだったか、番外公演の稽古中の上杉祥三の誕生日の日、皆がケーキを
買って来てくれて、やはりロウソクを前にして願いをこめていたとき、
そこにいた全員が同じようにケーキに向かって、お祈りしていた光景を
思い出します。
今考えると、幸せなシーンです。皆の心が一つだったということですもの。
また、ああいう幸せな稽古を持てるように、私も頑張ります。

ところで!
「病気にならない生き方」読みました?
今、ベストセラーで本屋に平積みされてます。
読んでびっくり。常識がことごとく、くつがえされてました。
中でもびっくりしたのは、牛乳を飲んではいけないということ、
ヨーグルトもよくないということ。
この本の中で、私の食生活にあてはまってしまったのは、
ビール・コーヒー・牛乳・ヨーグルトなどの乳製品。
これらは殆ど毎日飲んだり食べたりしてました。
特に、コーヒーは妊娠中でもやめるのが辛くて、時々飲んでいたほど。
最近は毎朝、朝食前に牛乳とミックスのカフェオレを飲んでいました。
でも、いつの頃からか、ちょっと胸焼けがしてたんですよね。
コーヒーのせいかなあと思ってましたが、この本を読んでも、
さすがに牛乳を40年以上飲み、コーヒーも20年近く飲み続けてるのに、
本一冊読んだくらいじゃ、やめられない、私もそれほど単純では
なくなったの。
と、思っていたら、翌朝からぱったり欲しくなくなってしまいました。
すごい効果です。
それで、コーヒーも牛乳もヨーグルトも一切やめて3日くらいたったら、
毎朝10:30にはおなかがすくようになったんです。
8時頃朝食を食べてですよ?
つまり、それまでは、朝食前にコーヒーで胃を荒らしていたので
あまり量を食べられなかったんですね。そして、コーヒー抜きの
同じ量では、今や消化もいいし、少ないということなんでしょうか。
こんなに効果が出るとは…びっくりです。

ビールは…暑いし、仕事終えて帰ってくると、今のところちょっと
完全にはやめられず…。でも、疲れてるときほど飲むのを我慢すれば、
疲労が回復しやすいのも分かりました。
秋になったら、やめようかな。

8月1日(火)
私にとって、8月は一年中で一番活気付く月です。
もちろん、季節柄そうである人は多いかもしれませんが、
やはり誕生月には、運気がぐわーっと上昇すると聞いています。
過去にも特別いいことが起こったわけではありませんが、
8月になるときまって、もくもくと膨らむ白い雲や、
うるさいくらいの蝉の鳴き声、テレビから聞こえる甲子園球場の歓声、
そんなものが熱い日差しの間からこぼれるように押し寄せてきて、
いやがおうにも、意欲を沸き立たせてくれるのでした。
今年は…。
どこ行っちゃったんでしょうねえ、夏は。
それでも蝉は頑張って鳴き始めました。東京は25度だっていうのに。
蝉にとっては、今鳴かなきゃいつ鳴くか、ってなもんですよね。
一週間しかないんだから。

…ほんとうに時間のたつのは早いものです。
蝉のような気持ちで燃焼して生きたいものです。

きのう、プールの排水溝に女の子が吸い込まれるという悲惨な事件が
起きました。最近、ニュースを見てなかったのに、テレビをつけたとたんに
飛び込んできて、なぜだか夜中目が覚めて、そのことを想像して
怖くて、眠れなくなってしまいました。
誰でもそうかとは思いますが、排水溝って、川に流されるのと違って
とても恐ろしく感じて、考えただけでも息が詰まりそうです。
そう言えば、プールに行くときいつも私は、ああいう物をよけて
泳いでいました。「これが開いたらどうなるんだろう」と思いつつ。
何とかしてもらいたいものです。

何故だか私は、閉所恐怖症でもないし、水が怖くもないのですが、
深海の映像などにとても弱いのです。
「グラン・ブルー」は素晴らしい映画でしたが、最後のシーンは胸が
苦しくてたまりませんでした。映画の内容ではなく、人が潜っていくのを
見ると、自分の呼吸が浅くなり、胸苦しくてしかたないのです。
宮古島あたりでスキューバダイビングすると、それはそれはきれいだと
よく聞きますが、私は目の前まで行っても、する気になれませんでした。
というより、実際口にくわえたのですが、過呼吸になってしまいました。
それと同様、宇宙の話もだめなんです。
宇宙飛行士の映像も、流して見ているならともかく、実際あのキャップを
かぶるなんて、想像しただけで、口がパクパクしちゃいます。
以前、宇宙飛行士の訓練で、飛行服を着て、水に潜るというのを
やってましたが、キャップの中で水面から水面下に浸かっていくのが
見えるなんて、絶対パニくるでしょう。

恥ずかしいお話ですが、実はエステのフェイスパックがだめなんです。
聞いてみたら、中には「怖いから目の下からにして」という人もいるようで、
私だけじゃなかったんだ、と安心しましたが、うっかり知らないコースに
申し込んで、ゴムのようなパックで目を覆われたときは(もちろん、
鼻も口もあいてますが)、冷や汗が出て止まりませんでした。

何なんでしょうねえ。
でも、一応泳げるんですよ。
何か呼吸に関して、前世でまずいことがあったんでしょうか。

それを克服すべく、今世では、必死に呼吸法を追求してるのかも
しれませんね、私は。

7月23日(日)
うんざりするような雨攻撃ですね。
「攻撃」と書いてしまいましたが、本当に私達人類はこの異常気象に
よって、地球に反撃をくらっているのかもしれません。
以前から冷夏や暖冬はありましたが、4月5月から降り続いているような
この雨によって、誰もが解放される気分になる夏を取り上げられてるのは
今までしてきたことへの「罰」なのでしょうか?

先日ちょっと田舎を旅して来ました。
青い山に緑の田がとてもきれいで、「ああ日本ってきれいだなあ」と
つくづく思いました。こんなにきれいなものを守らないのは罪だとさえ
感じました。
10代や20代の頃は、旅行や地方公演で、新幹線に乗って
東京駅に近づくと、郷愁の念がこみあげてきて、ほっとしたものです。
けれど今は、ごみごみした都会に近づくにつれ、夢から覚めたような
殺伐とした気持ちになるのです。
20年前と今では、もちろん東京付近の自然のあり方も違いますし、
自分の「家」に対する気持ちも違いますが、立っている視点を
変えると思わぬものが見えてくることがありますね。
自分の心境の変化とか。本当はこう思っていたんだ、とか。

相変わらず、私の周囲の人間関係も波乱を含んでいて、
思わぬところから、「伏兵誕生!」「ここに地雷が!」てなこともありますが、
私もちょっとは成長しているらしく、それもすべて、神様や守護霊さまが
与えてくれた、「きっかけ」なのだと思えるようになりました。
その人やその人の行いを通して、私に注意を呼びかけてくれているのだ、と。
起こった時は「何!?それ?」としか思えないようなことも多々ありますが。

そしてこだわらない、柔軟な謙虚な気持ちで毎日を生きたいと
思います。いつもわくわくして、感動して、喜んでいたいと思うのです。

7月12日(水)
何とも、蒸し暑い、いかにも梅雨の気候じゃあありませんか。
にもかかわらず、私は咳などして、これがもう3週間も
治りません。まだ真夏じゃないので、うっかりすると、冷房や
夜の寒気に負けてしまうんですね。
皆さんも、どうぞご注意ください。夏風邪ってほんとに治りにくいんです。

さて、先週の土曜日、熱海まで行ってまいりました。
旅行じゃないんです。船井幸雄さんの「幸塾」というのに、ためしに
参加してみたんです。
船井さんのことは、以前にもこのページでご紹介しましたけれど、
なんせ1年に10冊くらい出版されていて、読みきれないくらいの
著書があるんですね。その中でも、彼自身が「これ」と紹介しているものを
読んでいるのですが、……
なんか「プラス発想」どころの騒ぎじゃないんです。
「アセンション」という言葉を皆さん、どのくらいご存知か分かりませんけど、
私は最近やっと勉強して知りました。

世間は、北朝鮮やら次期首相のことやらで、相変わらずの混乱ぶりですが、
今私にできることは何だろう?と真剣に考えてしまいます。
日本のこと、地球のこと、人類のことを考えると、いてもたっても
いられない気分になりますが、その一方で、のんびり子供の面倒を見たり
している自分がいるんです。
まあ、焦っても何も始まらないことだし、…ああ、船井さんの本をご存知ない方には
何を言ってるのかさっぱり分かりませんね。

とにかく、船井さんと言う人は、もう73歳というお歳ですが、
講演している姿は、見た目50歳です。
本にサインをいただき、握手をしてもらいました。
そんなこと、私生涯で一回か二回です。
でも、「こんなことやってます」と言った時に、見てくださったお顔は、とても
パワーに満ちていて、思わず元気づけられました。
半径10メートル以内に「気」を張ってるんですって。
お金では買えないもの、そんじょそこらにないものを戴きました。
4日たった今でも、その「力」は消えてません。
私も、会っただけで人に力を与えられる、そんな人間になりたいものです。

「本物」になるってことですね。
とにかく、行ってよかった。自信がつきました。

7月4日(火)
先日、世田谷パブリックシアターでロベール・ルパージュの一人芝居を
観て来ました。ビジュアル的にものすごく凝っていて、目だけでも十分
楽しめるけど、彼の内的世界が臆面もなく出されていて、
今や世界的な演出家となった大物だからこそ、かえって描ける世界
なのかも、とさえ思いました。
でも「ああ、こういう人ヨーロッパにはいるいる」ってな人物像が
描かれていて、そこここでにやりとしてしまいました。
私にとっては、ある意味、何ともいえない懐かしい世界です。
10年くらい前まで、私もああいう空間、ああいう孤独感に浮遊していた
気がします。
一挙に独身時代に引き戻されました。

今、私を取り巻く世界、というか、私の世界観はその頃に比べて
随分変わりました。
人の守護霊は生涯で3回くらい変わるなんて話を聞いたことがあるけど、
あの頃と今の守護霊様はひょっとして交代されたのかもしれません。
あの頃大事にしていたものが何だったのか、今すぐには思い出せないのです。

人は、一生を生まれる前に決めてくる、と言われています。
本当でしょうか?
だったら、今こうしているのも、あの時さんざん迷いながら、あの道を選択
したのも、すべては「あらかじめ決まっていたこと」なんでしょうか?
これについては、最近まで思い切り半信半疑の私でした。
けれど、ここ2,3回見てもらっている「気学鑑定」によると、5月と6月の
運勢は怖いほどに当たっていたんです。
先程書いた「お誘いを受けてあちこち行って、独身時代の気分になります」なんて
1ヶ月前に言われていたことだったんです。
それにふと気づいて、いろいろ思い返してみると、ささいなことまでちゃんと
「あらかじめ」宣言されていたりする。どきっとしました。
誕生日だけですよ、資料は。
ということは、その星の下に生まれるという言葉どおり、月や星のめぐりで
個人の運勢や運命は統計学的に割り出せるってことなんです。
最近は、「起源占星学」や古代中国に伝わった「六爻(ロッコウ)占術」などを
研究している人がいて、それをもとにソフトを作っているらしいです。
それによると、個人の過去や未来の運命が80〜90%の割合で当たると
言います。
コンピューターで自分の未来が分かってしまうなんて!
複雑ですが、一方で見てもらいたい気持ちあり、他方で未来の予測なんて
分かってしまったらつまらない(というかやる気をなくす)のでは、という気持ちも
あり、ただ怪我や事故だけは避けたいななんて思ったりします。

いろいろ調べてみると、面白い世の中ですよね。

6月20日(火)
きのう新橋演舞場で「和宮様御留」を観て来ました。
面白かったです。
有吉佐和子さんの原作を読んだのは、もう何年前でしょうか。
20年くらい前のような気がするのですが…。
面白くて面白くて、一気に読んだことを覚えています。
物語の冒頭の方にあった(と思う)和宮様の足の描写などを
思い出しました。
小川眞由美さんはじめ、ベテラン女優さんたちが圧巻!
花組芝居の方々もよかったですが、国のために愛も命も
失ってしまう、若い恋人たちのシーンで泣けてしまいました。
いい台詞があったんです。
「一人が人のためになり、それが世界に波及し、たくさんの人を
救う」…とか何とか、正確ではないかもしれませんが、
それは今のことでは?と、相変わらず船井幸雄にはまってる
私は思うのです。

ところで、今朝掃除してたら、なんとはなしにパソコンの横の
古着を入れてある袋を動かして掃除機をかけようという気に
なったんですね。
普段、見逃しているところなので。
そしたら!そしたら!そこに10センチくらいの丸々とした
とかげが!!
あまりに見事な大きさなので、私は一瞬子供のおもちゃかと
思ったんです。すると、動いたんです〜。あ@@@@@@〜
生まれてこの方、こんな大きなとかげなんて、見たことありません。
ましてや、家の中で。いくらイヤシロチ化する努力をしてると
言っても!(イヤシロチ…穀物などがよく取れる良性の土地)
ごきぶりなどを見かけたときに発する「ぎゃー」という声がなぜか
出ずに、ひたすら汗をかいてしまいました。
以前、「嘘と真実」の稽古中、ストーリーの中でモデルにしたかの
ような女優さんが観にいらした時、私ったら、ものすごい汗かいて
スタッフの皆さんに笑われましたけど、もう、そんな感じ。
人間って、焦るとすごい量の汗かくんですね。

で、そのトカゲ君、私がどうやって捕まえて逃がそうか、考えて
いるうちに、どこかへ消えてしまったんです!
開けておいた窓によじ登って外へ逃げたのなら問題なしですが、
もし今でもこのあたりにひそんでいるとしたら……ああ、
もう冷や汗たらたらです。

6月11日(月)
とうとう東京も梅雨入りです。
5月の雨と違って、またこの時期はむうっと蒸し暑くて独特。
雨が降っていなくても、湿った空気の日が多いですね。

しかし、世の中にはほんとに自分の想像を超えた人格の
持ち主がいるもんです。
最近、世間を騒がせている事件の数々…。
「魔物がついている」としか思えない言動。
私が最近続けて書いているような、スピリチュアルな霊的世界に
目覚める人が多いと思われる一方で、
争い・欺瞞・エゴの主張、そういった醜悪なものが渦巻いている
この世の中、まさに今、二極分割されていく方向にあるような気さえ
します。
2010年くらいには結論が出る、らしいですが、そのとき
自分は美しい地球に住んでいたいものです。
そのためには、自分の心を美しく、言葉を美しく、行いを正しく
しなければ…。毎朝、そう思うこのごろです。(実行はなかなか、
難しいものが…)

最近、アルバム委員などをやらされているおかげで、
保育園のお母様方とのお付き合いも急に濃くなってきましたが、
世間には、本当にいろいろな方がいるものですね。
私は、ある意味、自分と同じような考えや趣味の人としか
交わってこなかったんだな、と今更ながらに自分の「井の中の蛙」ぶりを
思いますが、子供がいなければ、こういう世界を見ることも
なかったんでしょう。
見聞を広められたということで、感謝です。

5月29日(月)
やっと素晴らしいお天気に恵まれている東京です。
ジャワの地震、もう被害者が増えないといいですね。
ボロブドールの遺跡が一部壊れてしまうなんて…
ああ、地球が人間に反撃を開始したなんてことでは
ありませんように。

最近東京散策が流行っています(我が家で)。
私など、横浜生まれの川崎育ち、そしてもう東京にはかれこれ
20年近く住んでいるというのに、知らない所、いっぱいあるんです。
今度はとバスでも乗ったろか、てなくらい、中でも東京の中心地を
知らないわけです。
先日、初めて訪れてびっくりしたのが、皇居東外苑です。
広くて、何だかものものしくて、そして気がいい!
さすが、東京のど真ん中、歴史を感じますね。
船井幸雄さんに言わせれば、ここが東京で一番の「イヤシロチ」だ
そうですよ。つまり、一番「気がいい」土地なんです。

そこから、北の丸公園を歩いて、武道館、そして千鳥が淵を
歩いていると、なんと、会うはずもない人にばったり会って、
双方びっくり。トレランスに何度も出てくれている姫野さんですが、
「なんでこんなところにいるの〜?!」と両方で思いました。
その朝、夫婦で今までのW・Sや公演について語っていたので、
何か縁のようなものを感じてしまいました。

きのうは、家族で赤坂の日枝神社に行ってお参り。さすが、
経済の中心地ですね。とっても気がいいし、気分がすっきりします。
ここの神様は明らかに日本の経済の面倒を見てるって思えました。
そこから、首相官邸を眺めて(こちらもびっくり。とても素敵なお屋敷
なんですね。初めて見ました。)、小石川後楽園、そして最後に
銀座に行って、不二家で甘味を食べるというコース。
どこも東京名物です。特に、小石川後楽園、私知りませんでした。
うかつでした。ほんとに素敵な公園です。
(でも、鯉がひどく飢えていて、餌をあげると獰猛に寄ってきて
恐ろしい。オカルト映画を思い出します。)

不二家では、前に寄った時、混んでいて入れなかったので、
今度こそと挑戦して、子供も満足でしたが、帰りの電車に
銀座から乗り込むと、目の前にかなりレトロな赤い大きな
ぺこちゃんの紙袋を持ったおじさんが座っていて、ちょっとびっくり。
「シンクロニシティだね。でも、何の?帆帆子ちゃんなら、いろいろ
考えるところだね。」なんて、笑ってました。
すると、乗り換えた次の電車で、家の最寄の駅で降りると、
朝、同じ駅から一緒に乗った外人さんがやはり同じ電車から降りてきて、
びっくり。「シンクロニシティだね。でも、何の?」という感じでした。

考えてみると、シンクロニシティは今まで生活のあちこちに
散りばめられていたかもしれません。
その流れにうまく乗ったとき、ものごとがうまく進んで、「なぜだか
分からないけど、うまく行った!」となり、情報をうまくキャッチできずに
乗り損ねたとき、「なんだかうまく行かない」ということになっていたのかも
しれません。
日々のひらめき、直感、人からの言葉にヒントがないか、敏感に
なっていきたいものです。
それと、笑顔!これが一番大事。あと、掃除。これもすごく大事!

5月25日(木)
連日、にわか雨や雷でびっくりします。
今年の5月はどうしちゃったのでしょう?今日は朝から快晴ですが。

朝からお天気がいいと子供は早く目が覚めるのでしょうか?
いつもより早く保育園に行ったのに、ほかの子供たちはみんな
来ていました。とても静かな晴天の日です。

我が家の本ブームは、塩谷さん、浅見さんと来て、
今や船井幸雄さんで止まっています。
この方はすでに200冊以上も出版されているらしく、
大方はご自身の職業の経営コンサルタントに関する本が多いらしいの
ですが、お若いときから「宇宙の真理」のようなものを信じていらして、
20年前に経営に関する講義を開いた折、そんな話をしたら、
若い社員がどんどん辞めていったそう。
80年代のバブルの最中、物質社会の只中では、確かにそういう話は
無理だったかもしれませんね。
そう考えると、わずか20余年で、人々の意識も、取り巻く環境も
どんなに変わったことか。
それは5年前から比べても、そう思います。
「トレランス」は時代よりも早すぎるのだ、と言われたこともありますし。
でも「目に見えない世界」のことを大っぴらに話せる時代って
いいですよね。もちろん、まだまだ話せない場所・人もあるには
ありますが。

話は変わりますが、最近メールという通信手段をとても心もとなく
思い始めました。
簡単にできるけど、そこに書かれた言葉の重要性、あるいは冗談の
つもりの軽口、そのニュアンスが発信側と受信側で食い違ってたり
しますよね。
そして読んだ気になって、実はきちんと読んでないことも多いのが
こういったコンピューターの文字のような気がします。
だから、伝わってるつもりで次の時会って確認すると、全然伝わって
なかったり、間違って受け取られたり。
ただ、恐ろしいのはネガティブな気持ちで書くと、それはそのまま
何倍にもなって、受け取る側に伝わるそうなんです。
何故かと言うと、携帯の持つ周波数(?)が人間の心理にとても近い
からだとか。
だから、携帯メールでは特に気をつけて、相手に愛や感謝を伝える
内容でないといけないらしいのです。
小学生が携帯を平気で持つ時代、以前は交換日記によるトラブルが
多かったけど、これからはメールに気をつけないと、ある先生が
おっしゃってましたが、メールの方がもっと危険度が高いですね。
ほんとにマナーには気をつけたいものです。

ところで、最近の高校生は1ヶ月にメール代が10万以上もかかるとか。
メールし放題というサービスに入ってるから安心なものの、
ある女の子はその月、20万だったそうです。ひょえ〜。
てことは、寝ても覚めてもメール?おそろしや〜。
また別の中学生の女の子の話では、ボーイフレンドとの別れ話を
メールでしたとかしないとか。ええええ。
「別れたいの。好きな人が別にできたから。」くらいは、はったおされるのを
覚悟で言いに行きましょうよ。

5月15日(月)
「若葉の頃」ですねえ。
みるみるうちに青くなる沿道の木々を見ていると、
思わず深呼吸したくなります。

おととい、イベントのお仕事を終えました。
とてもいい経験でした。横浜アリーナでお芝居ですよ。
1万人のお客様の前に立つなんてこと、なかなかありません
ものね。生涯ないかもしれません。
気持ちよかったです。
そして、今回も出会った人々にいろいろ学びました。
最近は、一つのカンパニーに、自分より年下の人が半数以上、
と言うか、殆ど自分が一番上、なんてことざらなんですが、
年下の人たちからも学ぶことはいっぱいあるんです。
性格のいい人、あいさつが気持ちよくできる人、笑顔を絶やさない人、
いろんなかわいい人たちがいますが、そういう人々に触れて、
いつも思うのは、私はこのくらいの年のとき、どうだったのかな、と
いうこと。気をつけてはいたつもりだったけど、やっぱり、
落ち込んだら落ち込んだ顔、あいさつもそこそこ、不満や嫉妬は
ごちゃまんとあったような気がします。
何よりもいけなかったのは、すごいな、きれいだな、かわいいな、と
思う人に、ちゃんとそれを言ってこなかったということです。
相手のいいところをその都度ほめてない、これってよくないですよね。
大大大反省。
それから、「大丈夫?」「元気?」「どう?」などと、言葉をかけて
あげること。あああ、私ってば、ほんとに自己中心的に生きてきて
しまいました。
今日はこんなこと書くつもりじゃなかったんだけど、なんだか懺悔に
なってしまいました。す、すみません…。
これからは、自分の周りにいる人を絶対大事にするぞ〜。
そして、こんな私を見捨てずにお付き合いくださっている方々、
ほんとにありがとうございます。これからもよろしくね。

5月8日(月)
G・Wも終わりました。今年は日程もお天気も最後の日を
除いてバッチリでした。遊びつかれた方もいるのでは…?

よく、夢を絵に描いたり、スケジュール帳に文字にして
書き込むと叶いやすいなんて聞きますが、
娘が何を考えたか、急に「おうちを建てる!」と宣言しました。
ブロック遊びか、お絵かきの話かと思い、聞き流していると
毎日毎日「ねえ、おうち建てようよ」と迫ってきます。
どうやら、土地も建物も一瞬で手に入ると思ってたらしく、
「広場に行って、木を持って来て…」なんて呑気に話すので、
それは何年も前から計画してお金を貯めて、設計して
大工さんを雇って、建てるものなのよ、と教えて、
それなら建てたいおうちの絵と見取り図を描こう!ということに
なりました。
描いてみると、面白いものですね。
やっぱり、南向きで中庭があり、それぞれの部屋のほかに
図書室と衣裳室をつけて、リビングは20畳くらいなくちゃだめ、
ガレージは2台分、なんて、すごいおうちが出来上がってしまいました。
でもこうして描くと、実現が早いかも??

とにかく何が何でも、庭は欲しいと再確認。
木を植えて、花を植えて、食事をとれる庭が…。
そこには絶対、金木犀と沈丁花、それからしゃくやくを植えるのです。

しゃくやくは、私の大好きな花です。
今もテーブルに飾ってありますが、ピンクだった花びらがわずか
数日で、うすいオレンジに変わっていきました。
見事!

さてさて、今週はあるジュースの宣伝のためのイベントに参加します。
横浜アリーナでお芝居するんですよ。
連休前、ちょっとくさくさしていた私ですが、あることがきっかけで
今は絶好調です。アリーナの1万人のお客さまに向かってGO!

4月26日(水)
もうすぐG・Wですね。
でも、お天気がいまいち安定せず、気分ではなんだかいつも
「平年より気温は上がらず」のイメージが…。
4月ってこんなものだったかな、それとも世界各地で異常気象だって
いうから、やっぱり地球の温暖化は進んでいるんでしょうか。

前回の日記に浅見帆帆子さんの名をあげましたが、
「私も実は読んでるんですう」という反響がありました。
もう1冊読んでみたら、確かに彼女はすごい。
処女本なんて、24歳という若さであの内容を書いたというから、
すごい。
私も24歳のとき、こういうことに気づいていれば、人生もうちょっと
違ってたかもしれない…、いやいやこういう後ろ向きな考えこそが
彼女のいうマイナス・パワーなのかもと思い、慌てて打ち消して、
「人生これから!」なんて思いなおしたりしています。

けれど、彼女の言う、自分にラッキーなこと、気持ちのいいことを
起こすだけじゃなくて、最近はやっぱり、人のためになるようなことを
したいなあと強く思う私です。
もちろん、そのためには自分に余裕がないといけませんけど。
こんな私に何ができるか、いろいろ考えてみますが、とりあえず
戴いた仕事で皆さんに喜んでいただくこと、そして毎朝の日拝ですか。
以前に読んだことがあります。
地震を怖がっているだけじゃなく、地震で地球がつぶれないように
昇る朝日に向かって拝むこと。ただ、「アマテラスオオミカミ」と
11回唱えればいいんだそうです。
それから、塩谷さんの本によると「宇宙の無限の力が凝り凝って、
真の大和のみ世が成り成った」という一文だそうです。
これをどうやって言うかは、どうぞ彼の著書を読んでくださいね。

個人の幸せも、地球の幸せなしにはあり得ないですからね…。

4月18日(火)
わお。
春の旅行に行って来ました。場所は箱根と伊勢。
変な選択、と思われるかもしれませんが、まあこれは言ってみれば
お札返しの旅なのです。
つまり、箱根神社と伊勢神宮にお参りしてきたわけなのです。

箱根神社には、数年前からいろいろなことをお願いし、
随分ご加護をいただいてきました。
昨年の「西遊記」の前にもちゃんとお参りして、舞台の安全と成功を
頼んできたんですよ。だって、予算上、舞台稽古に神主さんを
お呼びできませんからね。
一般の方はご存知ないかもしれませんが、公演を行う前には
通例、初日にどこぞの神主さんに来ていただいて、舞台成功祈願を
あげていただきます。出演者、スタッフ、プロデューサー、こぞって
そこに立会い、頭を垂れて、お払いしてもらうのです。
やっぱり舞台というのは、アメノウズメノ尊の時代から、どうしても
祝祭・神に捧げるものという側面があるのか、こういった慣わしを
無視することはできないんですよねえ。
特に、それが霊や神様やオカルトに関する内容だと、まず主催者は
このことを考えるようです。
だって、いくらお払いしても、その神主さんの力が弱かったのか、
悪の力が強かったのか、怪我や事故が続出ってことありますもの。
怖いんですよ、生ですから。

話が横にそれましたが、とにかく、そのお礼参りもあり、
それから伊勢神宮には、なんと6年前に「子供を授けてください!」と
お願いして以来だったのです。
別に伊勢神宮は子授けの神様じゃないのに、あの頃は吉野山にも行き、
鹿島神宮やなぜか帝釈天にまで行ってましたね。
そこにすべて、お礼参りをしてるわけでもなく、今回はなぜか思い立った
からなのですが、調べてみると、伊勢神宮ではあまり個人的なことは
お願いしないものだ、と書いてあるじゃありませんか。
個人の幸せというより、日本の未来、世界の幸福をお願いするべきだと。
やはり、そのくらい大きな神様なんですね。
なので、今回は、「こんな素晴らしい子を授かりまして、本当にありがとう
ございました。」と共に、「日本に貢献できるような、皆様の幸せの助けに
なれるような、そんな役者になりとうございます。どうぞお見守りください。」と
お願いしてきました。
それにしても、箱根神社もそうですが、伊勢神宮はひときわ空気が
いいですね。背筋が自然としゃんと伸びてしまう、霊験あらたかな「気」に
包まれて、あそこにいるだけでいい人になれるような、そんな気さえします。
いい旅でした。

4月7日(金)
進級・進学の季節ですね。
桜もぎりぎりもってたりして、お祝いしているかのようです。
しかし、肌寒い毎日。
4月ってこんなに寒かったかなあと首をかしげています。
でもいつの年も春は天気が移ろいやすく、気温も変わりやすく、
鼻もお肌もなんだか調子悪いって感じ…。
そして今年のように春に雨が多いと、その年は空梅雨で
夏はめっぽう暑いのだと誰かが言っておりました。
冬は寒く、夏は暑く…。
理想的なような、過酷なような。
でもとにかく、暖かくなるのは嬉しいことです。

さてさて、我が家ではまたまたスピリチュアルな本にたくさんの
出会いがあり、家族・友人を巻き込んで、あれがいいだの、この本が
凄いだの、大騒ぎです。
中でも、私が凄い!と感じたのは、この一冊。
塩谷信男著「自在力」。
この方は、齢96歳にして、歯は全部自前、体もいたって健康、
当然頭もはっきりして、どこも悪いところはないそうです。
それどころか、30代の人とゴルフをやっても劣るところなし、
先だってはエイジシュートを果たしたとか…。
私はゴルフに関しては全くの無知なので、それが何やら分かりませんが、
その世界ではものすごいことらしいのです。
なぜ、この方がこれほど健康で長生きできるのかという秘密がここに
書いてあるのですが、すべては呼吸法だということ。
腹式呼吸というと、我々役者がいつもやっている、あのスーハースーハーに
間違いないのですが、それとイメージを結びつけるのだそうです。
それは、トレランスのワークショップでも、以前やっていたことです!
あちこちから情報を仕入れ、私なりにイメージを持って、
呼吸とイメージトレーニングを実践してましたが、やっぱりそれで
病気も治るんですねえ。
確信しました。
人間のイメージ力というのは、たいしたものらしいのです。
そして読み進めていくと、人類・地球に関して、恐ろしい発言が…。
後は皆さんで確かめてください。

ほかは、白河伊都子著「スピリチュアルプレゼント」、これもすごい。
浅見帆帆子著「わかった!運がよくなるコツ」などなど。
実は、その要旨は大体共通していたりするんですけど。
明るく生きる、愚痴をこぼさない、他人の幸せを願う…。
すぐにできそうで、まっとうするのは難しいことばかり。
でも、これが大切なんですよね。そして感謝!
これを読んでくださってる方、ありがとうございます!

3月23日(木)
春はやって来たのだか、また隠れてしまったのか、
肌寒い日が続きます。
皆さん、いかがお過ごしですか?
今年はいつになっても、沈丁花の花の香りがしなくて、
日々通りの木や茂みを見ながら歩くのですが、
なんと花はとっくに咲いてるんですね。
でもいつもの香りが漂って来ないのはどういうわけでしょう?
そして、温暖化で年々早くなる桜の開花。数日前の天気予報では
東京地方ではきのうと言われていましたが、この寒さでさすがに
思いとどまったようです。つぼみのまま、静観しているようです。
桜が3月半ば過ぎに咲くんじゃ、お花見はつらいですもんね。

さてさて、公演のどたばたも過ぎ去り、私は平穏無事な日々。
今はひたすら子供の信用を取り戻そうと、家庭の平和に心を
砕いています。
そして、忙しかった日々を反映している、ごちゃごちゃした家の中を
何とかしようと格闘してます。
昨秋もがんばっておりましたが、物を捨てるのはほんとに勇気がいる
ことですね。
ええい、あれもこれも!と思うのはいいのですが、いざそれを手に取って
みると、数々の思い出やら、それをくれた人の気持ちやら、まだ使うときが
あるのではという思い。
でも、こういう「過去たち」が、新風を吹き込ませる障害になっていることを
忘れてはいけないのです。
「気」は窓やドアから入ってきて、がらくたにぶつかり、なよなよになりながら
また窓や戸口から出て行く。過去のお荷物があるだけで、そこは
気が淀んでしまうわけです。
捨てよう、捨てよう、いろんな物!

と言いながら、今日は寒くて曇っているから、晴れた気持ちのいい日に
お掃除しようっと、心に誓う私なのでした。

3月10日(金)
おかげさまで、「ラブ・ハンドル」も無事終了いたしました。
1月からの稽古を含め、最後の旅公演まで、なかなかの長丁場でしたが
怪我もなく、これと言って問題もなく、幕を下ろすことができました。
これもひとえにお客様、スタッフ、その他ご協力いただいた方々の
おかげです。ありがとうございました。

そう言えば、渋谷パルコ劇場の事務室には、入って正面に神棚が
あったんです。
事務室には必ず2,3人の劇場の事務の方がお仕事をされていたので、
殆ど足を踏み入れたことはなかったのですが、いつか原田泰造さんが
「美輪明宏さんは、ここに来たら必ずまず神棚に手を合わせるんだそうだ」と
言って、若い人にもすすめていたそうです。
後になって聞いた話ですが。
泰造さんも、きっと「オーラの泉」が好きな口ですね。
いつか出演する日があるかも…。
話が元に戻りますが、どこの劇場でも神棚には手を合わせていた私なのに、
パルコの神棚は見落としていました((^◇^;) 。
大阪ドラマシティで、廊下の突き当たりに神棚を見つけ、やっと
神様にお祈りすることができました。
そのほかの劇場でも、今回の舞台の無事をその劇場でお祈りすることは
できませんでしたが、それでも神様は私たちを守って下さったのだと
思うと、感謝感激です。

演劇の神様は、にぎやかな所がお好きらしい。
人がいっぱい集まるところ。そして泣いたり笑ったり、人間らしくいられる所。
トレランスも今度公演をやるときは、演劇の神様にもっともっと長くいて
もらえるようなものにしたいと思うのです。

2月6日(月)
「ラブ・ハンドル」、開けました。
開けてから立て続けに3回やり、今日、やっと息がつけてます。
おかげさまで好評のようです。ありがとうございます。
でも、不評というのはあまり耳に入ってこないものですから、
油断することなく、日々努めてまいりたいと思っております。

しかし、主演の原田泰造さんの感性はほんとにピュアです。
それだけでもってる、と言ったらほかの皆さんに失礼ですが、
お客様は皆、ついていってる感じですね。
富田靖子ちゃんは超しっかり者、
石黒賢さんはほんとに「いい人」、
小須田康人さんは相変わらずだけど、大人になりましたね〜、
いやおっさんというか(失礼!)、このシリーズの第1弾「ビューティフル
サンディ」のときはまだまだ青年でしたけど、それから数年しか
たってないのに「熟」という字が入ってます。安心して相手役を
やってます。
そして、一番若い瀬川亮くんはかわいいお友達です。
稽古中もずっと隣の席で馬鹿話をしてました。今、一番ふざけて
しゃべれる相手です。弟、でもないし、子供には大きすぎるし、
とにかくかわいいやつなのです。

そんなこんなで、出演者陣にも恵まれ、嫌なこともなく、
いつもお客様の暖かい拍手で幕を閉じることができ、
2006年も幸せな幕開きです。
トレランス公演とは関係ありませんが、お時間があったらどうぞ
観に来てくださいませね。
あ!上杉祥三の「わが歌ララバイ」於:アートスフィア天王州も
どうぞよろしくお願いします。

1月27日(金)
まだ1月って嬉しいですね。年の始まりの月ですもんね。
そんなに早く行かれては困ります。
2月になってしまうと、私の周辺はまたまた嵐のような忙しさに
襲われることでしょう。
今は、その前のエアーポケットのような時期。静かです。
テレビのレギュラーを抱えながら、舞台の稽古はつらいもの。
今、「ラブ・ハンドル」の稽古場では、主役の方がそんな状態なので、
周りはそれに合わせて、オフになったり、稽古時間が変更になったり。
普通なら、根を詰めてやる仕上げの時期ですが、タネをこねて
寝かせている状態となっています。

でも、稽古を見ながら思うのは、いろんな芝居の形態があって、
つい一月ほど前にやっていた「ブロークン西遊記」みたいなのは
皆のパワーと情熱で乗り切って行くタイプのお芝居で、
それが初日を迎えるまで、日に日に形をなしていくのが手に取る
ように分かりますが、今回のようなこういうタイプのお芝居は、
個人に期するところの大きい、ゆるやかな曲線で上がっていく
タイプのものですね。
果てしなくゆるやかに、けれど内在しているものは限りなくて、
それが本番にうまく出るかどうかが成功の分かれ目。
舞台稽古、そしてお客さんを目の前にする初日が楽しみです。
稽古場とはがらりと変わった役者陣を目にすることと思います。

「ラブ・ハンドル」の出演者は、みんないい人で、そしてマイペース。
休憩中も静かに会話や食事をしていて、スタッフの方が大騒ぎな
稽古場って、かなり珍しいです。
車で帰らなきゃいけない人が多くて、そして稽古終了時間が遅くて、
ちっとも飲みに行けないのが残念です。

トレランス公演とは関係ありませんが、どうぞ観に来てくださいませね。

1月15日(日)
一昔(?)前までは、今日は成人の日でした。今年はもうとっくに
終わってますね。以前も書いたかもしれないけど、なぜか昔から
この1月15日という日に、私は2度目の「今年の決意」をすることが
多くて、別にそれは意図していたわけではないんですが、
ちょうど祭日だったからでしょうか、学校も休みで、何となく静かな朝、
祝日用の新聞を広げ、成人の日のニュースをちらちら眺めては、
お正月に立てた「今年の抱負」を見直すという習慣がありました。

冬は寒さが厳しいほど、自分に帰る瞬間が多くなります。
しんと静まり返った寒さの中で、孤独感を味わいながら、自分を
振り返ってきたような気がします。
家庭を持ち、子供を作って、日々の「日常」に埋もれながらも
今日私は偶然にも、自分を振り返る時間を持てたのでした。
新しいスケジュール帳に今年の目標を書き込みました。
そして、のぼる朝日に向かって、お願い事。

ぴんと張り詰めた空気は、背筋をしゃんとさせます。
これだから、冬の早起きは病みつきになります。
皆さんもどうぞ風邪など召されないよう、厳しい冬に負けないよう
お過ごしください。
1月7日(土)
あけましておめでとうございます!
本年もどうぞトレランスをよろしくお願い申し上げます。
新年のご挨拶が遅くなって、大変申し訳ありません。
実は、私は2月にパルコに出演するため、「西遊記」の千秋楽翌日から
稽古なのでした。さすがに3が日はお休みでしたが、この世界
お休みというのは、「台詞覚え日」だったりするんですよねえ。
ま、今回、私はポイントセール(なんじゃ、それ?)なので、それほど
多くはないのですが、それよりも年末は「西遊記」のテンションが抜けずに
変な気分でした。
そのまま別の稽古に突入して、いいのやら悪いのやら。
でも、芝居が続くって面白いことです。幸せです。

しかし、思った通り、大掃除も中途半端、年賀状もやっと終わったところ、
子供の世話もぶーぶー言われて、なかなか体および周囲の状況が
ついてきません。
体が健康なのが、もっけの幸い。
ようし、今年もばりばり頑張るぞお、と戌年でも猪突猛進の私です。
どうぞよろしくお願いします。


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