2003年
12月28日(日)
 いよいよ暮れも押し迫って参りましたねえ。最近、毎年思うことですが、季節感がどんどんなくなって、クリスマスも「あれ?今日だっけ?」、年末も「いつもと何が違うの?」てな調子です。いつでも何でも、一年中手に入るし、「旬」というものがありませんからね、最近は。
 というわけで、やっぱり今年もいまだに年賀状が書けていない有様です。もちろん、うちの中はごっちゃごちゃ。こうなるから、稽古前から手を打っておこうとあれほど、自分に誓ってたのに!
 実は、私、一週間前からおお風邪をひいていたんですね。稽古中だってのに。どんな悪い菌が体に入ったのか知りませんが、座って本読み以外何もしていない日々に突然、ごほごほと。これがまた、結構厄介な風邪で、せきと痰がいまだに切れません。随分よくなりましたが。
 家の中では、嫌味の言われっぱなしでした。「認識が甘いんじゃ。」とかなんとか。
 その少し前、今回初参加の中道裕子さんと私は、最近石原結實さんの「体を温めると病気は必ず治る」という本にはまっていたことが分かり、稽古が始まってから、二人とも自作のお茶を持参し、「今日のお茶はこれこれで〜」とお互いに試飲し合う健康仲間だったのですが、やはり期を同じくして、彼女も風邪にかかってしまいました。
 それで、彼女も私も、さっそく石原流の「風邪改善茶」なるものを作って、せっせと飲んでいたのですが、これは要するに自然のものを使って病気を治すやり方なので、西洋医学のように、咳を「止める」のではなく、咳を「出して」治す方法だったんですね。それで、せっせと咳をしていました。ですが、これは非常にはた迷惑な話です。
 彼女は賢明にも作戦を切り替え、医者で薬をもらったようですが、私はとにかくどんどん体を温めていました。するとどんどん咳は出る‥。
 病気に関しては一言も二言もあるわが夫は、「あほか。咳は温めると出るんじゃ。俺に聞け!」と怒り、「大体、お前らはあっため過ぎなんじゃあ。」とぶりぶりして、翌日は「風邪菌を撒き散らすな。帰れ。」と稽古場から追い出されてしまいました。
 我ながら情けない顛末です。おかしいなあ。健康には気を配っていたはずなのに。
 でも、これでもう本番まで大丈夫さっ!明日は今年最後の稽古だあ。

12月17日(水)
 師走もなかばとなりました。みなさん、「ワーキングママのぼやき」同様、ご無沙汰しております。なんだか、全然書く時間がとれないのです。師走の稽古は困りますよねえ。
 でも、稽古場は稽古場日記を見ていただくと分かるとおり(すんません。私の伝達ミスで書かれてない日もあったりして‥。)、和やかにそして厳しく、日々深く深くなっております。
 とにかく台詞が難しいので、毎日稽古終わりに言われることは一緒、「読み込んできて。とにかく、黙読じゃなくて、声に出して読み込んで。」と。
 そして私は、読み込みたい気持ちも山々抱えながら、家事や育児やその他の雑事や、そして背中の痛みと闘っているのであります。
 この背中の痛み、これはボイストレーニングの先生に教わったのですが、アレルギーのつぼなんだそうです。その先生は長年喘息と闘って、ご自分なりのいろいろな呼吸方法、声の出し方を編み出された方なんですが、体のことにとても詳しいので、私はなんと妊娠中も、腰や足、体全体を痛めないため、スムーズに復活するためにせっせと通ったものです。
 ためしに周りのアレルギー持ちの背中を触って「ここ、痛くない?」とむぎゅっと押すと、「い、いたあ〜い」とみんな、体をひねります。うちの旦那さんは、それで刺激されたせいでまた喘息が出た、と文句を言っておりました。
 ああ、またこんなことをずらずらと書いていると、姫野氏に「健康おたくですもんね!」と言われてしまう。でも、私は真実を発見しました。人の健康おたくぶりが気になる人こそ、真の健康おたくなのだと。はっは。
 
 さて、稽古場のお話。今、一番我々役者陣の笑いを誘っているのは、なんと小川真由美さんでしょうか。私と二人のシーンなんて、台詞にあまりにリアリティーがあって、私はやられっぱなしです。悔しいです。あんなふうに言われて、しかも皆に笑われるなんて。たぶん、本番も笑われるのでしょう。うう。
 でも、実は私、大女優ともいうべき年配の女優さんとご一緒したことがあんまりないんですよねえ。だから、今回はそうは言いながらも、胸を借りて安心している感じ。いろいろ教わります。はい。
 湯浅さんもおかしいのです。一度つぼに入ると、普通にしゃべってるところも笑えてきてしまうので、困ります。失礼に聞こえないように。

 というわけで、稽古場日記は続きますので、よろしくね!

12月10日(水)
 いよいよ稽古が始まりました。久しぶりに集まった面々、今回初めてご一緒する方々、どこか一様に緊張、そしてそれよりも期待と興奮に満ちた場の空気でした。
 出演者の年齢の幅が結構あるので、一体感というものはどのように出てくるのか分かりませんが、「トレランス」では初めての大人数(といっても14人ですが)の割には、すぐにまとまりができてきそうな雰囲気ではあります。と言うのはつまり、みんな「やる気」になってるのが分かるからです。それは年配の役者さんほど言えるかも知れません。本が訴えかけているようですね。
 さて、今日一日はさんで、明日から本読み開始です。ここでまた、それぞれの個性や癖や考えが分かり、いよいよ稽古も本格的に始まります。みなさん、がんばりましょう。

12月9日(火)
 ついに今日から稽古です!どきどきです。がんばりまあす。
それから明日からまたまた稽古場日記も始まりますので、楽しみにしていてくださいませ。

12月3日(水)
 第2稿(いやひょっとして3稿?)もあがり、出演者に渡されるべく、運ばれていきました。いよいよ来週から稽古が始まります。
 さらに面白く、分かりやすくなってきました。私、宣伝だから言うわけじゃないけど、今度のはほんとにいいと思うのです。もちろん、前2作も誰にも真似できない作品に仕上がったと思ってますけど、今度のは巻き込む人数が違うような気がしてます。
 ただ、お客様の方に受け入れ態勢ができてないと、通りいっぺんで終わってしまうかもしれません。それでも、娯楽としては一級だと思いますが。
 どうぞ皆様、心を柔軟に、そして思い切り期待して来てください。

 それで、私はと言えば、稽古に入る前にどうしても部屋の掃除がしたくて、日々少しずつ物を捨てているところです。
 何かの本に書いてありましたが、「捨てたい」とか「部屋の模様替えをしたい」と感じるときは、新しいものが入ってくる前兆だそうです。変わる節目なんだそうです。
 実は、先日またセラピストさんたちが我が家に遊びに来てくれて、そのうちの高宮潤子さんに言わせると、私は今度の舞台で新しい局面を迎えるそう。その前に過去の自分を振り返ることがいいらしいのですが、残念ながら実家へ行っている暇がないので、この「捨てる」行為で過去にさよならするつもりです。
 気持ちいいですねえ、捨てるって。でもそう言いながらも、「まだ使えるかも」「まだ着れるかも」とぐずぐず引き伸ばしてしまうものもあります。だから、あまり考えず、えいやっとごみ袋に入れるのがいいんですが。過去に、捨てすぎて困った経験もなきにしもあらず。

11月28日(金)
 ついに本があがりました!作者は全身じんましんに悩まされ、前半はぜんそくとダイエット、後半は産みの苦しみにあえぎつつ、やっと第1稿を産み落とし、おととい、そそくさと京都へ旅立って行きました。チャルくんも出ているNHKの時代劇のためです。
 これは、またまたすごい内容です。こんな感じとは聞いてたけど、膨大な知識量、膨大なスケール、けれど全キャストにどこかあてがきの部分もあり、その顔を思い浮かべただけで、にやっとしてしまうようなシーンあり、よくぞ2時間の芝居にまとめた!上杉祥三!という感じです。
 まだまだ改訂の予定もあるそうで、キャストに渡るのは来週でしょうか。○○さん、首を洗って待っててね、あなたの台詞はすごい量よ。

 けれど、なぜじんましんなのでしょうか。思えば、うちの家族は「痒い」ことに苦しまされることが多いようです。はじめ、彼はこれもアトピーかと思って、娘のアトピー用ローションや軟膏などを塗っていましたが、どうも病院に行くと、そうではなさそうで、我々が推測するに、神聖なるものを描いていることに対しての「警告」かもしれません。
 「ルネッサンス」のときも、作者および演出家は、「実在人物を演じるときは心せよ。へたにやったら、怒られて罰があたるぞ」と何度も言っていましたが、今度はさらに注意と努力が必要かもしれません。

 あまりにじんましんが長引いているので、我が家では「ヒバ湯」なるものを始めました。これは一口に言って、大根の葉っぱ風呂です。大根の葉を1週間くらい陰干しして、からからになったものを適当に切り、袋に入れて煎じて風呂に入れるという単純なものですが、これがいいんですねえ。
 なんか、最初のひとすくいでちょっと触っただけでも、「いける」と感じました。お湯が柔らかくて、やさしいのです。発刊作用があり、よく温まるので、湯冷めもしにくいし、よく眠れるというのが効力のようですが、果たして、夜中何度も目が覚めて、その後なかなか寝付かれなかった私も嘘のように眠れるようになりました。
 今日はサケ風呂を試してみます。葉つき大根は入手しにくいうえ、一本で4回分くらいしか取れないので、そんなに大根を食べられませんからね。サケ風呂の効果はまたの機会に。
 それから、ネットオークションにはまって、すっかりドライアイになり、目の痛みを感じるようになってしまった最近の私。ブルーベリーエキスを以前買ってあったのを思い出し、飲んでいます。これは「どんどん目がよくなるマジカル・アイ」というのにはまったとき(とりあえずはまってるのね、私ったら)、買っておいたもの。効くのかしら?(ところで、マジカル・アイはどうしてもパラレルができなくて諦めたんですが、誰か成功して視力がよくなった方、いらっしゃいます?)

11月19日(水)
 木枯らし1号が吹いたそうです。東京に住んでいると、季節感というものに疎くなって、「木枯らし」という語感もビビッドに響かなくなってるのが悲しいところ。
 今日、何となくベランダから外を眺めていて、こんな風に色づいた葉っぱが散ってる中、学校から帰った記憶が急に蘇ってきて、一瞬、体の中が洗われるような気持ちになりました。
 20代の頃は、幼い頃の記憶や、自分がかかわってきた公演が行われた季節や風の匂いをつぶさに覚えていて、季節が巡るたびごとに思い出していたものですが、最近は思い出も十羽一からげになってしまっています。そして、そうなってることにさえ、気づかないほど一日が過ぎるのが早いこと。
 そんな中でも、なかなか色落ちしない思い出は、やっぱりイギリス留学のときのことなんですね。風景が違うからでしょうか、それともそこにいた自分自身がいつも「かつてない体験」に身をさらされていたからでしょうか。
 今にして思えば(実は、当時も思っていましたが)、本当によくも決心して行ったものだと思います。私の軽はずみもあそこまで行けば立派なものだと、我ながらあっぱれでした。もう、今の私には絶対にできませんからね。
 朝のひんやりとした空気、夜の冷たい空気、雨、ひどく寒い街路‥。折りにふれ、さまざまな感触を思い出します。そして、思い出すその中の風景で、いつも私は一人でした。
 イギリスに旅立ったのは、やはりこんな寂しい11月中旬、ちょうど今頃でした。寂しくて寂しくて仕方なかったかの地での思いを、私は一生忘れないだろうと思います。

11月13日(木)
 急に寒くなりました。ぬる〜い気温がいつまでも続くといいと思っていましたが、そう甘くはなかったようです。あわてて、ホットカーペットやじゅうたんを敷いて冬支度を始めました。
 気がつくと、来月は9日から稽古が始まるそうです。えええ!もうすぐじゃない、とこちらもあわてています。公演が1月末なので、なんだかまだまだ日数があるような気がしていました。
 ということは、12月に入るとどたどたと忙しくなるということ。やっぱり今のうちに大掃除を始めなきゃいけません。それから住所録を見直して、年賀状とチラシDMの準備。子供の冬物衣類ももう少し集めなきゃいけないし。
 子供のものは、1年で小さくなることが多いので、毎年同じ物を出してきて着るということができません。親戚や知り合いのところから戴く物もありますが、それでもやっぱり買わないと足りないんですね。お金がかかりますね。
 だから、スーパーで一番安いものですませるという手もあるのですが、親も時々は一人っ子なんだし、女の子なんだから、もうちょっとおしゃれさせよう、という気がむくむくと起きて、自分のものを選ぶように、うきうきとかわいいのを買ってしまったりするんですよね。
 ところが、うちの娘は偏屈なので、誰が見てもかわいいと思うようなのを「嫌だ」と言って、こんなの着るかなと思うような安物を喜んで着たりするから、訳が分かりません。
 そんなこんなで、最近私がはまっているのが、ネットオークションなのです。次々と値段をせり上げて見事、勝ち取ったときの面白さにはまってしまったのですが(と言ってもたいした金額じゃない)、考えてみれば、品物を手にとって見ているわけではないので、期待していたようなものが届かず、がっかりすることも。
 誰かと競っているときに、急にその品物が貴重な物に思えてきて「負けたくない!」と頑張ってしまうところに、落とし穴があるんですね。どこかで冷静になって、引き際を見据えなければ、ただのバーゲン狂いになってしまうと思いました。

 さて、先日書いた「たましいの幼さ」について、またまたセラピストの長原博子さんからお話がありましたが、「古いから何でもよいと言うわけではなく、長さイコールすべて学びとなるわけでも必ずしもないのです。」ということでした。そして、そう卑下することもないのだと、また励まされてしまいました。時々、私のオーラも輝いているそうです。舞台でさらに輝くために頑張ります。

11月9日(日)
 皆さん、投票行かれましたか?日本の政治に期待できない人々がつい無関心になってしまうのも分かるけど、増税問題や、派兵問題や、改憲問題や、「うそ!まじ?」って言いたくなることが多すぎる、この政治。一体、このやるかたない憤懣をどこにぶつければいいのでしょう?やっぱり、投票するしかないんですよね。山の中の蟻みたいですよね。国民ってこんなに無力なもんですかね。

 さて、話は変わりますが、最近江原啓之さんの「スピリチュアル〜」シリーズを立て続けに読みました。もう随分前からベストセラーになってたそうですが、私はこの秋口にようやく、書店の店頭に高々と積まれ、脇に「ベストセラー!!」の旗を立てられているのを見て、遅ればせながら手にとった一人です。
 読みやすいし、文庫本なので、次から次へと読んでしまいました。気がつくと、夫の部屋にも同じものがあって、彼は古本屋で上手にショッピングしていたらしいのですが、私がいいのを見つけた!と思って、新しい本を買ってきたその夜、最近私がはまっていると知った夫は、またも古本屋で「いいのを買ったよ」と差し出してくれたのは、私が昼間買った本と同じものでした。その名も「スピリチュアル子育て」です。
 しかし、読みながらふんふんと分かったような気になっていたのが、ここ2,3日なんだか妙に思い当たることがあって、愕然としているのです。
 それは、ずばり、「たましいの幼い人」。以前、ここでも紹介したセラピストの方に、古いたましいと新しいたましいの話をされて、自分の子供が自分よりも何度も生まれ変わっていて、たましいも古いこともあると聞き、なんとなく、私は我が子よりもたましい的に幼いんじゃないかと感じていたのですが、世間的にも幼いのでは!と思い当たること続出だったのです。
 それは、中学、高校時代、成人してから今までも、自分の言動を覚えている限り思い出すと、あれもこれも幼いゆえの失敗かと思うものばかり。枚挙に暇がありません。
 正直、へこみました。でも、やっぱりという気もしています。分かったからには、開き直って、いやいや、受け入れて、大人になるしかないですね。
 もう人生の折り返しに来ていても、今から改心して大人になれるものでしょうか。ううう、岩山を歩くようですが、がんばってみます。

11月6日(木)
 なんだか元気のないHPになりつつありますね。ほんとだったら、このへんで上杉祥三に登場してもらってカンフル剤を一発、なんてのがいいのかも知れませんが、本人は今、執筆真っ最中で、昼夜まったく逆転の状態です。一人書斎にこもって、時折大きな声で台詞をしゃべりながら書いてます。
 
 それにしても漢方はすごいですね!飲み始めて2週間を経て、今私のお肌は以前よりつるつるになった感が。食欲はあって、よく食べていても太るどころか、少しやせたくらいだし、ななか調子がいいのです。
 もちろん、わずかながら運動もし、何よりコーヒーとビールを断ったのがよかったのかもしれません。だって、この間仕事の待ち時間を持て余し、ついお茶やコーヒーを何杯も飲んだ上、家に帰ってから仕事の後のビールはうまい!とか言いながら、缶ビール1本程度飲んでしまったのですが、夜になってからてきめんに痒くなりました。
 油断禁物ですが、あまり縛られてて、我慢ゆえのリバウンドになってしまってもいけないので適当にがんばるつもりです。少なくとも2月公演が終了するまではね。

10月29日(水)
 そうそう、言い忘れていましたが、秋にはワークショップは行えない見込みとなりました。11月にあると思うよ〜と私が言ってたのは、ガセネタでした。すみません。
 今、上杉祥三は執筆のただなかにあり、そのうえ、ほかに2時間ドラマで京都に行ったりしています。私も昨日、「真夜中の王国」のインタビューがありました。放送はうまく行って1月の末、運が悪ければ「クレオパトラの鼻」が終わってからということになりそうです。
 ということで、ワークショップは2月公演が終わってからですね。でもそのワークショップは、また次のチャンスに繋がる大事なものになるかもしれませんよ。チャンスを狙ってる方、そのときまでに、鍛えておきましょう!

10月23日(水)
 宣伝用写真、いいでしょう?撮ってる最中から感じてたんですが、やっぱり経験豊富な俳優さんは写真うつりが違いますね。写る瞬間に力をこめてるというか、写った輪郭がこんなにはっきりくっきりしてるのって、私これまで見たことがあったでしょうか。初出演のお二人のこの作品にかける姿勢も伝わってきます。負けられません。

 さて、その後の経過ですが、先週受診した内科の先生に「皮膚科の方がいいんですけどねえ」と言われたこともあり、書き込みでえびぐらさんに紹介されていた銀座の皮膚科に行ってみました。
 私は病院に行っても、その先生の言ってることに納得が行かないと、出された薬を飲まなかったりする頑固者なんですが、この自分より若い女医さんのおっしゃることは肯けることばかりでした。
 どうも、ストレスと生活態度からくるアレルギー、つまりアトピーのようですね。もともと10年程前にジュリエットをやったとき、ひじの内側に発疹ができて、やっぱりアトピーだと言われたことがありました。そのときも、ああ、ジュリエットなんかやっちゃうからだと思ったもんですが、今回のはどうも今までの生活態度の悪いところが積み重なって出た、という感じでもあります。
 先生の言うには、毎日同じ場所、同じ時間帯で働くOLさんに比べて、私たちの仕事は波が激しいので、ストレスは大きいと言えるそうです。確かに、子供と一緒のまったりした生活から抜け出て舞台に立つのは、モードの切り替えにかなり力を要します。
 それから、水分の摂り過ぎだとも。そう言えば、稽古中すぐに手が届くのをいいことにコーヒーをがぶ飲みしていました。
 お茶類が好きだから、家にいるときも、よく何かしら飲んでますし。
 規則正しい生活と言えたかどうか、子供を寝かせてから、また起きてきて今度は眠れなくなったり、朝は遅かったりと、あまり誉められる状態ではなかったかもしれませんね。
 コンビニ弁当を毎日食べたりもしたし、振り返るといろいろいけないことをしていま
した。
 今は、漢方薬とビタミン剤と眠気の弱い抗ヒスタミン剤とステロイドを出されて、必要に応じて飲んだり塗ったりしています。まだ、かゆみはすっかりとれませんし、目のまわりは赤いままですが、まあ、なんとか治まってます。
 たぶん、これを治すには、根気よく食べ物に気を使い、早寝早起きして、運動するのが一番なんでしょう。当たり前のことですが、これがなかなか難しいですね。
 でも、ぼちぼち仕事も控えてますし、やるしかない‥。きのう、早速近所の温水プールで久しぶりに泳いできた私です。泳ぐのなんか、数年ぶり。保育園に行く我が子に感謝です。

10月19日(日)
 皆さん、私の悩みにアドバイスありがとうございました。書き込んで下さった方のほかにもメールを戴き、感謝してます。
 一応、刺激物を一切やめて、静かにしていた(?)ところ、顔はなんとか治まったのですが、なんとなくすっきりしないし、周囲の勧めもあり、先日内科を受診して血液検査を受けてみました。結果はまだ分かりませんが、たぶんアレルギーだとのこと。
 何のでしょうね。この年になって、花粉症とか始まっちゃうのでしょうか。ブタクサかもしれませんが。
 でも、あの抗ヒスタミン剤はどうもいただけません。ひどく眠くなって、人間らしい生活ができないじゃありませんか。うちの夫は、子供の頃ぜんそくの治療で、あの手の薬を常用してたため、始終ぼーっとした子供だったそうです。今、あんなですけど。(反動?)
 やっぱり、漢方がよさそうですね。西洋医学の「対症療法」というのがなんとなくしっくりこない私は、東洋医学に走るしかなさそうです。
 また経過を書きますが、ご心配ありがとうございました。

10月14日(火)
 一度治っていた顔がまた腫れてしまいました。今度は特に目の周りです。それと、顔の外側の部分と、耳。まだらに赤みがあって、痒いのです。
 ある日、カレーライスを食べて、パブロンを飲んで寝たら、夜になってとても痒くなって、知らない間にこすってたんですね。翌朝にはお岩さんでした。
 これって、何なんでしょう?やっぱり肝臓が悪いんでしょうか。2日間、刺激物をやめたら、何とか元に戻りましたが。一番初めに皮膚科に行ったとき、「ほこりと日光にかぶれた」と言われて、ステロイドを処方されましたが、効きませんでした。
 アレルギーの一種でしょうか。どなたか、同じようなこと経験された方がいたら、教えてください。と言ってる間に病院に行ったほうがいいとは思うんですが、なかなか時間がとれなくて。

10月7日(火)
 無事、「ビューティフル・サンデイ」の大阪公演も終了しました。大阪の皆様も本当にありがとうございました。
 千秋楽のご挨拶では、ちらっと触れさせていただきましたが、近鉄劇場を使うのもこれが最後かと思うと、感慨深いものがありました。特に、下の小劇場の方では、第三舞台時代から多いときは年に3本ペースで行ってましたし、その後も出演したプロデュース公演等で、随分使わせていただいたものです。あの暗い廊下を何度歩いたことか‥。
 20代では、恋をしているさなかのときもあって、切ない思いを抱えながら、芝居をしていたことなども思い出されます。東京では、そんなことも地域に分散しているのですが、大阪って言えばあそこだったから、思い出も集約されているんですよね。
 それから、よく泊まったホテルの道頓堀界隈。今回も私は子連れだったので、夜もゆっくり飲めませんでしたが、ほんとにあの当りをよくふらついていたものです。
 近鉄劇場なき後は、どういうことになるんでしょうか。大阪の劇場関係の皆様、どうぞがんばってください。そして、また私たちが安心して東京から行けるスペースがたくさんできますように。

 それにしても、無事終了してほっとしています。あの後、顔はどんどん荒れて、千秋楽の朝はまた腫れまくりでしたが、公演が終わるとちょっとよくなり、帰京して自宅で一晩寝たら、殆ど治っていました。やっぱり、ストレス!?
 こんなにお客さんが喜んでくれて、やってて楽しいのに、ストレスがあるんですかねえ。
 確かに、再演ってこともあり、ロングランしているような気になってる部分もありました。キャストが変わったから、稽古もみっちりしたしね。
 その分、無事に終わってほんとにほっとしているんです。
 そして、私の頭の中は、すでにもう「クレオパトラの鼻」へ!仮(?)のあらすじができあがって、読ませてもらったら、奇想天外でほんとに「おっかし〜!」話でした。もちろん、そのまま行くのではないでしょうけど。
 
 大阪でお会いしたお客さまに「ワーキングママのぼやき」をいつも楽しみにしているんです、と励まされました。正直、嬉しかったです。スタートしたのはいいけれど、これって、子供のことばっかり書いてどうなんだろう、と思っていた部分もあって。
 これからも、感じていること、誠実に、そしてピュアに書き続けたいと思います。
 
9月28日(日)
 数日ぶりにPCをいじることができました。
「ビューティフル・サンデイ」にたくさんのご来場、ありがとうございました。そして、たくさんのお褒めの言葉、ほんとうにありがとうございます。それを読んで、役者の私が感動しています。

 それもいよいよ明日、東京公演は千秋楽です。
昨日は、昼夜ビデオ撮りがあって、顔に力を入れたのか(?)、今朝起きたら、またまた顔のあちこちが赤くまだらに荒れていて、しかも目は腫れ上がっていました。今日も昼から公演なのに、と思いながら、ひたすら腫れの引くのを待っていましたが、あまり変わらないところで時間切れとなり、しかたなく、そのままGO。共演者はぎょっと思ったでしょうね。お客様は毎日違うので、たぶん分からなかった、と希望していますが。
 きっと、後2日なので、顔も「もういいや」と我慢を解き始めているのかもしれません。もともと荒れているところから始まったので、10日間の舞台化粧は辛いのでしょう。
 でもこんなに肌が弱くなってどうする。トレランスはいずれ、10日間どころじゃなくて、もっともっと公演日数が増えるはずなのに。
 
 季節の変わり目、皆さんも体には気をつけてください。
そうそう、そろそろブタクサの季節ですよねえ。私、これには、目がやられるんですよね。
どこかに避難したいものです、ほんと。

9月21日(日)
 ごぶさたしておりました!やっぱり、初日前後はどうにも時間がとれなくて、とてもPCを開けることができませんでした。あしからず。
 そして、もう初日も開けて3日目です。この、初日前後の感覚って、ほんと不思議なんですよね。初日前2日間くらいは、とても長く感じられて、「ほんとに幕が開くんだろうか。ほんとに、2日後に私は舞台に立ってるんだろうか」って思うんですよ。緊張と恐怖ですね。それが、本番前10分まで続いて、最後の10分間は、お祈りして、開き直って、また押し寄せる恐怖におののいて、思い直して、腹を据えて、そんなことの繰り返しです。
 それが、舞台に出て、まあその公演によっても違いますが、ほどほどの時間がたってくると、なんだかすっかり安心して、もう随分前からこの公演をやっているような気になっている自分がいるわけです。
 そして、めったに遇わない、「初日の感動」に遇えたりするんですよね。それは、稽古中には絶対に感じられなかった、お客さんの「息」です。ある瞬間、舞台の上も下も、とても集中力が高まったとき、舞台上の役者に、お客さんが求めていることが分かるときがあるんです。「そのギャグはこう言ってくれ」とか「その人物はこうしてくれ」とか。
 もちろん、この現象は初日だけに起こるわけではないのですが、稽古中に分からなかったことを教えてくれるというところで、ここは稽古場ではなく、幕が開いたんだということをはっきり分かって、こちらが感動してしまうのが初日なんです。
 今回もありました。そして、そこにいる自分は本当に幸せものだと感じます。ある意味、それは、その瞬間はもう「自分」でも、その役柄でもなく、天から降りてきたものをお客さんに渡すパイプのようなものでしかないんですけどね。パイプになれる喜びはひとしおです。
 早速、見に来てくださった方、ありがとう。妻でも母でもない、孤独と闘う女になってます。「孤独」は人間である限り、いつも背中合わせですから。

9月9日(火)
 またまた出演者が追加されました。
畠垣洋司と大島一です。畠垣くんはいつか、このページでも紹介した、あの背の高いモデルサイズでぼけキャラの楽しいヤツです。大島さんは私も初めてお会いします。
 もうこれ以上増えません。この14人のメンバーで闘います。どうぞどうぞ、よろしくお願いしますね。

9月7日(日)
 そうなのです。「クラオパトラの鼻」の出演者が増えてます。ブレイクした人を当ててくださいと言いながら、書きっぱなしで失礼いたしました。
 松下哲と篠崎祐樹です。二人は「ロミ・ジュリ」の功績とその人柄と将来性を買われて、出演が決まりました。どうぞよろしく。そのほか、まだ男優が増える予定。これは、また後日発表させていただきます。
 それから、小川真由美さんと湯浅実さんにも出演していただけることになりました。お二人は「ルネッサンス」や「神経衰弱」をご覧になって、是非我々とやりたい、とおっしゃってくれたのです。お二人とも大先輩ですから、身が引き締まる思いです。
 あの「復讐するは我にあり」のあの人と共演できるなんて、夢のよう。湯浅さんはなんと言っても「中学生日記」の先生ですよね。上杉祥三の青年座研究所時代の恩師なんですよ。ユニークすぎてなかなか認めてもらえなかった上杉の真の可能性を唯一、認めてくれた人なんですって。昨年の「木の皿」の演技は鬼気迫るものがありました。

 というわけで、「クレオパトラの鼻」に向けて、着々と歩みつつある私たちです。今一番めまぐるしく動いているのは、制作陣と、そして上杉祥三の頭の中かもしれませんね。
 こうご期待!

 ああ、そうそう、お暇があったら「ビューティフル・サンデイ」にもどうぞいらしてくださいね。

9月1日(月)
 月も替わり、いよいよ秋の到来ですね。吹く風が涼しくて、食欲がもりもり出てきそうです。気をつけねば!
 そう言えば、私の顔はまた荒れ荒れになってしまいました。赤くて、かゆ〜いのです。どうも分析するに、汗がいけないようですが、自分の体から出たもので、自分の体を害することもあるんですね。老廃物ですからね。
 病院に行く暇もありません。でも、これで化粧をするのは辛いから、とにかく今は、こまめに洗顔することと、洗顔しても何もつけないことで、何とかひどくなるのを抑えています。
 でも、一番の理由は稽古のストレスかもしれません。ストレスもなく、楽しくやっているつもりですが、やっぱり最後の拍手を聞くまでは、稽古も本番も緊張感の連続ですから、それなりのストレスはあるんでしょう。
 時間の取れるときは、できるだけ睡眠に当てることにしました。季節の変わり目、皆さんも気をつけてね。

8月25日(月)
 来た、来た、やっと来ましたね。遅〜い、がしかし、強力な夏が!
 うちのエアコンもやっと活躍するようになりました。ここまで眠っていたら、さぞかし電気代がかからなかったろうと思いきや、雨が多くて、乾燥機の出番が多かったこと!エアコン使うのと殆ど変わらない料金でした。
 ところで皆さん、いろいろの励ましのお言葉、ありがとうございます。うちも力を合わせて何とかがんばっております。
 「ビューティフル・サンディ」も前回よりも面白くなるよう、がんばっております。演出家には「完璧なコメディエンヌになってちょうだい」と要求されており、私はこれによって、トレランスのお客様がまたまた増えるのを目標に、励んでいる毎日です。どうぞ、よろしく。

8月18日(月)
ナツさん、お誕生日おめでとう書き込み、ありがとうございました。
いくつになっても、「おめでとう」と言われるのは嬉しいもんですね。
ひとつ気を入れなおして、ますます精進して、いい舞台を務めていきたいと思います。
これからも是非よろしくお願いします。

8月14日(火)
 うきゃー!明日は私の誕生日!何回目かは聞かないで。
 毎年私の誕生日頃は、蝉がみ〜んみん鳴いて、甲子園中継の合間に正午に黙祷、っていうパターンなのだけど、今年は何?何なの、これ。寒いじゃない!
 でもヨーロッパでは猛暑だそう。フランスでは死者が出て、ロンドンではバスの運転手が半ズボンを穿かせないのなら辞めるといってスト状態らしい。あの国は、殆どの公共施設に冷房がないから、平均37度なんて死ぬほどつらいだろうな。日本でだってつらいのに。
 こうなると、暑かった夏が懐かしい。稽古中から死ぬほど暑くて、劇場に入っても通う道中がとてもつらかった年とか、安産には歩くのがよいと言われて、ただただ歩き回っていた妊娠中の夏とか、今から思えば「夏らしくていいじゃない!」って感じです。
 今年の春は寒かったし、初夏は雨が多くて残念だったし、梅雨はたっぷり2ヶ月くらいあったし、そしてもう秋なんて‥。残暑でもいいから、欲しいところですね。

 そう言えば、第3回トレランス公演のチラシを作る動きはもう始まっていて、それに合わせて正式に出演者が決まりつつあります。
 今回もワークショップ、そして番外公演を経て、ブレイクしたおともだちがおります!さあ、それは誰でしょう?今のところ2名、その後も増えるかもしれません。
 さて、その2名とは誰か、2名とも当った方にはトレランスから特製プレゼント!?かどうかは分かりませんが、でも、書き込んでみてね。

8月10日(日)
 遅くなりましたが、番外公演「ブロークン・ロミオとジュリエット」にお越しいただいた皆様、どうもありがとうございました。千秋楽は熱気溢れる舞台となり、スタッフ、キャストともに大喜びの幕切れでした。書き込んでくださった皆さんもありがとう!
 トレランスはもうすでに、新たな第一歩に向かって、着々と準備を始めております。次の公演は冬ですが、それまでにも水面下の動きがうねうね起こりつつあるのです。
 ワークショップもやりますから、また来てね。時期はまだ決まっておりませんが、違うスタイルのも考えております。
 では、皆様、今頃あっつ〜い夏が始まったようですが、飲みすぎには気をつけてご自愛くださいませ。

8月5日(火)
 開けました!初日の幕が開けました。こんなふうに係わる芝居って初めてで、どんな気持ちで見るんだろう、と我ながら興味深々でしたが、意外に冷静でした。
 でも、稽古場で見たどの通しよりもよかった。みんな、持てる力を発揮していたようです。汗だくになって、稽古に稽古を重ねたかいがありましたね。お互いにやいのやいの言ってたかいがありましたね。
 今頃はまだみんな、初日の満足に浸って、杯を重ねていることでしょう。(私は言うだけ言って帰ってきました。)
 明日もみなさん、がんばってね。

7月31日(木)
 先日、振り付けの修正に稽古場に行きました。熱気むんむんでこちらも汗ばんでしまうくらいです。
 さてさて、稽古の進行具合は‥?
 だいぶ前にチャル氏に稽古場日記のことで電話をしたときに「よくなってるそうじゃない?」と言う私の言葉に「ええ、少しずつですけど。」と自信をにおわす口調で答えた後、「じゃあ、今度の通し、見るからね。」と私が言うと、彼は関西人一流のギャグで「ああ、その日はたぶんよくないと思いますよ。」と言って笑ってたのでした。
 その通りになってたみたいです。通しが終わったあと、謝ってました。でも、若い時分はよかったり、悪かったり、波が大きいもんだよ、チャルくん。現に、その次の日はぐんと上がってたそうじゃないですか。もう落ちないでね、私が見に行く日。と言うか、本番。頼むね。

 久しぶりに会った石田は「長野さんのHP、面白いですね。」とお世辞を言ってなごませてくれました。そこに横から割って入った姫野さんは「あのデブラ=ウインガーの最後の言葉にぐっときたなあ」と言うので「そう?あれだけ?」と照れて謙遜して言ったら、「いや、あのテレビ番組を見たかったという意味ですよ。」ときちんと否定してくれました。ありがとう。
 ここからは聞いた話ですが、「今回はメイクなし」という演出の言葉に、彫りのくっきりはっきり顔の畠垣くんは「えええー」と言うので、「したいの?」と聞くと、「いえ、自分じゃなくて。姫野さん、メイクなしで大丈夫ですか?」と真顔で聞いたそうです。彼らは何度も共演している先輩後輩ですが、姫野氏をよく知る畠垣くんは、とても性格がよく、本当に心配だったらしいです。
 この畠垣くんは、最高です。モデルみたいな体型と顔をしていながら、全然その自覚がありません。考えられないところで演技してたりします。もうたまりません。
 ツッチーは人のだめだしまでノートしているそうです。
 私が見に行った日、そのノートの切れ端が机の上に置いてあって、ふと見ると、「石田ふとっている」と書かれていました。そんなだめだし?と聞いたら、これがまたおかしくて、「十字架の役になる人は太っててもいいんですよね?」と西さんが自分のことを言ったとき、話題は石田がやるかどうかに移ってたのにも拘らず、西さんはそれを知らずに言ったそうで、皆には「石田が太っている」と聞こえたのだそうです。でも、それをノートに書くか?
 ははは、みんなが稽古場日記に書かないことを書いてしまいました。怒られそう。でも、その前にまたダンスのだめだしに行って、先に怒っとくもんね。なんちゃって。
 
7月28日(月)
 今さらですが、稽古場日記が始まりました。もう本番まで一週間だっちゅうの。
 すみません、遅くなって。なので、本番はたぶん若さに任せて飲み狂う彼らでしょうから(あるいは、その日の出来に左右されてペンも取れなかったり??)、初日前までとすると半分の人数も行きません。さあ、誰が出てくるかお立会い!この人の声を是非!というのがあったらどうぞお知らせください。

 稽古は日に日によくなっているそうです。私は明日、ダンスのチェックとともに通しを見る予定です。うふふ、楽しみ。また報告いたします。

7月21日(月)
 夏休み!なんですね。うちの前は小学校なので、学期の流れが手にとるように分かるのですが、18日の終業式の後、解散したときも、お天気のせいか、もう一つ盛り上がりに欠けているのでは、と思いました。
 でも、もちろんそんなことはないんでしょうね。夏休みは夏休みだもん。一学期に作ったものやら、上履きやら、体操着やら、そんなものをぶら下げて、友達と帰るときの気持ちは格別です。
 でも、電車の中は平日でもごったがえしたりして、やなんですよね。これって、雪を楽しめなくなった大人の気持ちと同じでしょうか。だって、こっちには夏休みはないんだもん!
 
 さてさて、このぐずついた天気の中、ブロークンチームは必死です。私は先日、一日だけ振り付けに行っただけなのですが、みんなの目が真剣そのものでした。どこの研究所発表公演より真摯な気がしますが、身びいきでしょうか。実際、研究所というより劇団そのもののようになっていますからね。
 明日もまた振り付けです。過去に出会った、振り付けの先生方の気持ちと苦労がよく分かる今日この頃です。


7月15日(火)
 12日の文章で誤解を与えてしまったようですが、別に私は自分自身が変化していないとは露ほども思ってないのですよ。ただ、「自他共に認めるほど変化した」=「化ける」ほどに変わったことは何回あっただろうか、と書いただけです。
 人はそれほどしょっちゅう変わらないものだけど、変わらないように見えていながら、水面下ではちゃくちゃくと進歩の準備をしているものだ、と言いたかったのです。だけど、今回集まった人々に、その「変化の必要性を気づかせてあげられなかった」と嘆いていたのです、私自身の変化のことではなく。
 分かりにくい文章でごめんなさいでした。
 でも、もうこの話題はこれでおしまい。相手のいることだし、何より、自分がだめだった過去はもう必要以上にいじくり回さないのが懸命です!

 話は変わりますが、日曜日の朝日新聞のおまけのページに、呼吸の大切さと方法が書かれていました。女優の高樹沙耶さんはフリーダイビングの経験から、齊藤孝教授は丹田呼吸法で自立神経の不調を治したことなどから、いろいろ語られてました。
 これを読んで、私はますます丹田呼吸法の大切さを実感。次のワークショップまで、またまた精進して、呼吸法に磨きをかけようと決めました。
 期待してください!(でも、次のワークショップはいつなんだ?)
 
7月12日(土)
 なかなか晴れ間が続きませんねえ。今年はめいっぱい降りますね。作物にはいいんでしょうが‥。
 きのう、この2週間に亘って行ってきた、事務所のワークショップが発表をもって終わりました。そして、自分の非力に打ち砕かれている私です。

 トレランスのワークショップが回数を重ねるに連れて、だんだん「変わる」人が出現し、結果この夏「ブロークン ロミ・ジュリ」の公演を生むに至ったのは、皆さんもご存知の通りです。それで、私もワークショップに関して、見解が甘くなっていたのかもしれません。  
 
 かくいう私だって、この演劇人生ほぼ20年の中で、一体何回「変わる」節目があったでしょう。音を立てて変わったような気がするのは、1回か2回かもしれません。
 大体、進化というのはいつも階段状で、平地を長く歩いているかのように見えて、ある日突然、何の予告もなしに、そこから垂直にぽーんとアップしたりするものなのです。
 これは私の経験上、演技も英語もそうでした。だから、平地を歩いている人を見て、「変わらない」と嘆くのもちょっと性急すぎる、とは思うのです。
 でも、今回の私はただただ力及ばず、でした。一人だったから、私自身が演出家ではないから、などが敗因とは思いたくないんです。だって、ただ私は自分の歩いてきた道で気づいたことを伝えたかっただけですから。そういうワークショップをしたこともありましたし。
 いろいろ考えてしまいますが、この結果を次の機会に繋げるしかないですね。あああ。梅雨ぼけのつぶやきになってしまいました。

7月9日(水)
 説明が不足してたかと思って連日の日記になりました。
「あるワーキングママのぼやき」はSatomi Uのとても私的な日記です。ですので、「長野のつぶやき」はもっとみなさんとおしゃべりの場として展開していくことになるかもしれません。どうぞよろしく。

 さて、書き込みありがとうございました。
そうです!「青いお皿の特別料理」、朗読してます。NHKポップライブラリーです。
深夜なので、私はいまだ聞けないでいます。来週の午前中、忘れなかったら聞く予定です。
こちらもどうぞよろしく。

7月8日(火)
 リニューアルしましたあー!どうですか?と私が言う前に、もうすでに感想が書き込まれてありました。夏らしくて、涼しげでしょう?
 中身もよく見ると、いろいろ変わっているので堪能してください。「あるワーキングママのぼやき」も新設されました。こちらもよろしく。

 東京地方は今日も梅雨空。雨が続くばかりでなく、気温もぐっと下がって、風邪をひいている人も多いよう。
 実は、私も例にもれず、子供の風邪をまたまたもらって、日曜日から不調だったのですが、夏はやっぱり治りが早いですね。早めの風邪薬、ビタミンC、多めのにんにく、そして、高麗人参酒で今度は撃退することができました。
 そういえば、妊娠しているときは風邪薬が飲めないので、ひたすらビタミンCとにんにくを摂って治していたことを思い出しました。(疲れにはにんにく、という話もありましたね。)
 そして、高麗人参酒というのが、これが効くんですよ。数年前に在日韓国人の方からいただいた高麗人参をリカー酒に漬けておいただけのものなんですが、普通に買ったら、かなり高価なものだけあって、その効果は抜群です(しゃれか?)。これにレモンと蜂蜜を混ぜて、お湯で割ると、即席人参酒ができあがり。おいしいし、温まって、初期の風邪にはよく効きます。
 でも、それももう底をついてきたのです。「効く!」という思い込みも手伝って、魔法水のように大事に飲んできたのですが、この高麗人参って、二番煎じはだめなんでしょうかねえ?
 ともあれ、たんぽぽぽっさんも献血ができたということ、おめでとうございます。
 いやーな天気にめげずに皆さん、がんばりましょう。夏はすぐそこ!ブロークンももうすぐです。
 
6月27日(金)
 きのう、夕方から夜にかけて、東京はばかみたいな大雨でした。あのどしゃぶりの中を1時間たっぷり、私は子供を乗せて、新橋演舞場から車で自宅に戻ったのでした。
 前が見えなくて、怖かった〜。大体、銀座方面になんて車で行くのも久しぶりなのに、行きは渋滞でいらいらするし、帰りはあの嵐だし。
 なぜそんな羽目に陥ったかと言うと、ゆうべ六本木で仕事があり、休憩をはさんだ1時間半程度、子供を演舞場の楽屋に預けていったわけなのです。
 楽屋に!そちらも働いているのに!という、恐ろしい状況ですが、ある子供好きな方の協力を得て、なんとかなりました。でも、父も母も「すみません、すみません」と言いながら、面倒見てもらってるのに、当の本人は楽屋でおもらし!
 もちろん、子供だって緊張してて「おしっこ」が言えなかったわけですから、お小言も言えないのですが、もう身も細る思いでした。今朝になって体重を量ったら、ほんとに細ってました。一晩で1キロも。 

 そんなこんなで、30日から番外公演「BROKEN ロミオとジュリエット」の本読みが始まります。上杉と長野は今回は出演しません。上杉は演出のみ、私は振り付けと言うか、動き担当というか。
 もうすぐ、メッセージも登場するかと思いますが、今回のトレランスは第1回目の番外です。はじめ、立ち上げたときにこのHPでもうたったかと思いますが、基本的に上杉と長野は出演するのですが、そのほかにいろいろな形態の公演を精力的にやって行きたいというのが、もともとの意向で、これは既にそれを実践しているわけなのです。
 波に乗ったらいろんなことをしていこう!と話していたのが、もう形になってしまいました。果たして、波に乗ったのか?!でも、先手必勝、波をつくるためにやっていくやり方もありますからね。
 今回は夏公演だし、若い人中心だし、熱い波をつくろうぜっ!

6月21日(土)
 明日は夏至なのですね。そんなこんなで、今日など一日晴れた日には、日没が思いのほか遅くなってるのに気づき、びっくりしてしまいました。そういえば、最近よく雨が降ってたので、日が長くなってるなんてことが分からなかったのですね。

 「風のなごり」に関しての書き込み、たくさんありがとうございます。絶賛ですね。3階から見ると、導線と動きが立体的に見えて、またいいとか。
 私自身は波乃久里子さんの演技に「ほほーっ」と参ってしまったのですが。
 でも、ある一日、仕事で忙しくて殆ど一睡もせずに舞台に立った日があったのですが、「その日に見た」というお客さまの書き込みがこれまた、絶賛だったので、さすがに私も感心しました。
 そういえば、7,8年前グローブ座で「夏の夜の夢」のパックをやってるとき、役者陣が集団で風邪をひいて、彼も39度近くの熱が3日くらい続いたまま、本番をやっていたのですが、エネルギーは全然落ちてませんでした。
 身内を誉めるのは気恥ずかしいものがありますが、彼はどんどん進化しているようです。最近は手から霊気が出るそうで、人の風邪まで治してあげたそうです。触ってもらうと、びっくりするほど熱いのです、これが。
 どこまで行くのでしょう、怪物くん。そろそろ来年の構想も練りつつあるようですよ。

6月14日(土)
 とうとう関東地方は梅雨に入ってしまいましたねえ。 ああ、ゆううつ。5月に雨が多かったので、梅雨は少し遅れてきて欲しいものでした。
 ほんとに雨はつまらない、つまんない、つまんなーい。
と子供みたいなことを書いてますが、自分はこの気候でだるくって、くさくさする上に、子供ときたら輪を掛けて機嫌が悪いのです、こういう日は。動物的感覚にとても正直に生きてますからね、あちらは。「雨の日はとにかくイヤなの」的な。
 もう今日は何もかも放っておいて、一人で1時間近くも昼寝をしてしまいました、私。

 先日、いつかここにも書いたセラピストさんの所へ行って、いろいろ見てもらいました。ちょっと気になってる問題があって、お願いしたわけですが、元来占い好きな私。タロットカードなんか出てきちゃうと、わくわくします。
 こちらは、カードだけでなく、カラーセラピーと言って、その日感じる色を選んでそこから状態を見てもらったり、体に触れて気を入れてもらったり、手浴などもやってくれて、いわゆる「占い」だけではない、バラエティーに富んだセラピーをしてくれるのですが、メインはやはり過去、未来、現在の自分の位置や目標に関してのお話でしょうか。
 ビジネスマンなどをやっている大の男が、話をしているうちに号泣してしまうこともあるんだそうです。
 私もいっぱい「サジェスチョン」や「示唆」をいただきました。しかも私が舞台に立つ意味、そして生きている意味までも!でも、今それをそのまま受け入れるにはあまりに深遠な、崇高なものもあり、畏れ多い気もして、ちょっとここには書けません。
 いろんなことが見えているのでしょうけど、いいことばかり言ってくれるので、力が沸きます。「あたしってそんなにすごいのか!」ってね。こと「占い」に関しては、これが一番重要ですね。

 これで思い出しましたが、実は私は、今までに2度ほど占い師のところに駆け込んだことがあるのです。いずれも人生、迷いに迷っていた20代の頃のことです。
 一度目は、友人から聞いた「とても当る占い師」のところへ行ってみようと思い立ち、川崎市柿生の山奥(に思えた)まで行きました。
 電話で聞いた場所を探し探したどり着き、どう見てもただの民家にしか見えない家の戸を叩くと、奥さんらしい人が出てきて、奥の間に案内されたのですが、待ってる間の不安な気持ちは忘れられません。木造の古い家屋で、昼間なのに薄暗く、しみのある柱や、破れ(ていたかどうかは記憶に定かではないのですが)たようなふすま、擦り切れた畳。こんなところで私の未来は明るく占ってもらえるだろうか、と思いました。
 しばらくすると、見かけはまったく普通のおじさんがのそっと部屋に入ってきて、占いが始まったわけですが、姓名と生年月日と手相などを見て、なかなか耳の痛いことも言われました。「人に愛想がなさすぎる」とかなんとか。
 ほかの話は殆ど忘れてしまいましたが、金運に関して覚えているのが、「あなたは一生お金には困らない」という言葉です。「やったー!」と有頂天になってましたが、あれから10数年、別に大金をつかんだ覚えがない私は、最近になって、「困らない」というのは「困らない程度にはお金はある」という意味だったのか、と思ったりしています。
 あるいは、人から見たら困る状況でも、自分は「足りてる」と思っていたとか。確かに、借金をしてもきちんと返してきたし、ローンもその都度乗り越えてきました!(っていばってるところがもうすでに違う?)
 ものは考えようですね。

 2度目は恋愛問題を抱えて、かの有名な「新宿の母」のところへ駆け込んだのです。(今、まだやってらっしゃるのでしょうか?)
 新しい彼と今までの彼とどちらを取るべきかという、人に言ったら怒られそうな悩みでした。1時間だか2時間だか、並んで待って、見てもらったら、別にどんぴしゃなことは言われなかったのですが、自分なりに勝手に解釈して、「ああやっぱりあちらの彼とは別れるべきなんだわ〜」と思ったら泣けてきて、涙を拭き拭き帰りました。「こっちの彼をとろう」と思ったくせに。
 要するに、心の中では決めていたんですね。ほんとに怒られそうな状況です。次に並んでいた人が、一体どんなひどいことを言われたんだろう、とおののいている顔が目に入りました。

 こう書いてみると、占いというのは、本当に自分次第なんだと思います。ありがたいお言葉を頂戴しても、その後、それを生かすように努力しないと何にもならないですね。
 ああ、それを思ってみても、この間言われたことは、大きい!
 その日、駅に着いてみると、自転車の鍵を失くしたことに気がつき、さんざん大騒ぎして、自転車屋さんを駐輪場まで呼んで、いざ新しい鍵に付け替えようとしたら、朝、鍵を取り忘れてそのまま残っていたことが判明し、赤面しながら自転車屋さんに出張料500円を払って帰っていただきました。
 その上、私の自転車は以前、日払いで止めたまま何日も取りに行かなかったというデータが明るみに出て、過去の罰金の700円まで払うはめになり、自転車置き場のおじさんの「記録は残ってるんですよ〜、へっへっへ」という勝ち誇った顔に刺激されて、とっても損した気分になってしまいました。
 お腹が空いたから、新しくできたお蕎麦屋さんでうどんを食べよう!と子供に約束していたのに、そんな気がなくなって、うちでうどんを作ると言ったら、今度は子供がひどく怒ってしまいました。
 あああ、もうこんなことでは、深遠なテーマは遠いですね。卑小すぎますね、つまずいてることが。あああ、遠い〜。

6月4日(水)
 観て来ましたよお〜、「風のなごり」。いやあ、久しぶりに見てしまいました、商業演劇なるものを。普段私たちがやってるものや見に行くものとあまりにも客層が違うので、ほんとに面白いもんだなあと思います。食事休憩時なんて、団体さんでずら〜っと並んで座って、2000円以上のお弁当ですもんね。
 さてさて、肝心のお芝居の方は、と言いますと、思ったより清潔な感じのするお芝居でした。「清潔な」なんて、芝居の感想に初めて使った言葉ですが、なぜかそんな印象があったのは、主演の風間杜夫さんはじめ、キャストのみなさんのお人柄などが反映されていたためか、はたまた主題や演出の趣向のためなのか分かりませんが、とにかくそんな感じです。ただ、さらっとしすぎて、すぐに体の中を通り過ぎていってしまうような‥?
 そんななかでも、上杉祥三はいつものパワー炸裂でした。ちっとも商業演劇ずれしてないところが魅力かもしれません。そして、そんな役割を背負わされています。劇場が広くて、18列目でも、役者の顔がよく見えない状況で、彼の目玉は相変わらずくるくると光ってました。
 しかし、「大きい」というのは、役者にとって大事なことですね。体が大きい必要は、まあどちらかといえば大きい方がいい、といった程度のようですが、顔は大きい方が断然いいんだな、と風間さんを見て思いました(誉め言葉ですよ!)。そのほか、目とか声とか。ま、程度の問題ですけど。
 でも、それもこれも、その人の持つオーラかもしれませんね、問題は。オーラが大きいので、顔も大きく見える‥ってことはないにしても、存在は大きく見えることは間違いなさそうです。
 とは言っても、こんな私のたわごとよりも、とにかく実際観に行ってあげてください。そして感想を書き込んでくださいね。

5月30日(金)
 やっとお天気に恵まれてきた今日この頃。うちの窓からも涼風が入ってきて、ほんとに幸せです。自然に感謝したくなるのは、こういう気候のときですね。

 引っ越す前の一頃、我々夫婦はベランダ・ガーデニングに夢中になっていて、春から秋にかけてやれ何の花が元気だの、次は何の花を植えようだの、共通の趣味に明け暮れていました。それというのも、借りていたマンションのベランダが南向きのとっても広いところだったからです。そこを花で埋め尽くして悦に入ってたわけですが、ここのマンションはベランダは普通の広さだし、何よりも子育てと仕事に時間をとられて、そんな余裕がなくなってしまいました。
 今は、わずかに4種類の色のゼラニウムと、アイビーやカポックや金のなる木があるだけ。
 でも、最近、寝室の空気をよくするために、部屋の観葉植物を増やしたんです。もちろん、空気清浄に一番効果があるとされているサンセベリアも買いました。後は、小さなくわずいも、ドラセナ・コンシンナ、それからオーストラリア・ビーンズなんて聞いたこともないものも買ってみました(これが面白くて、作り物のような大きな豆を二つに割って、そこから植物が育っているんです)。これに、今まであった幸福の木とパキラとユッカとアレカヤシで、うちの寝室とリビングはさながら森のようになってしまいました。
 でもグリーンはいいですね。空気もきれいになるかもしれないけど、何より「気」がよくなる気がします。
 ワークショップに参加してくれた皆さん、宇宙の「気」、体に入れてますか?私は毎日(ほぼ)やってますよ。そのせいか、久しぶりに会った人たちによく、「元気そう!」とか「きれいになった」(ほんとうか!?)とか言われます。ははは。お世辞でも喜んで真に受けるのが私です。
 でも、こういう誉め言葉は言われるより、言う方が、自分に効き目があるそうです。脳は一人称を省いてコンピューターをはじくらしいので、会う人会う人誉めまくってると、その言葉が自分に返ってきて、自分が綺麗になったり、元気になったりするんだそうです。
 「情けは人のためならず。回りまわって自分のため」ですね。「天につば吐く」と反対ですか。
 さあ、今日から周りにいる人を誉めましょう!もちろん心から誉めてあげたほうがいいと思うんですけど。

5月22日(木)
 体の話にはやはり皆さん並々ならぬ興味がおありのよう。当然ですよね、ちょっと指先怪我しても、軽い風邪をひいても、嫌なものですもの。
 体にはやはり食事だ、と書かれてる方もいらっしゃいましたが、普段あまり気にできないものですが、口から入れるものは食品であれ、薬であれ、健康食品であれ、気をつけなくてはいけないものだと、この話題を取り上げてからまた、考えてしまいました。
 だから健康食品の類も、あの派手な宣伝文句の裏に何があるんだろう、と常に疑ってかかっている私なのです。たまたま、最近のニーズに応じて、吟味に吟味を重ねて先日書いたいくつかのものを購入してみたわけですが、書き込みにあったような「ヒアルロン酸とコラーゲン摂取できれいになるのは当たり前」というように、それが何であっても「効いて当たり前」とは私は決して思えないんです。
 現に今まで友人知人から「これがいい」「あれが効く」と言われて試してみたものの、大半自分には効かなかったり、もう一つだったりしたことが多いんですよね。そこに何か自分なりのアレンジを加えないかぎり。
 それに、資本主義だか企業の私利私欲だかの横暴が氾濫しまくってる昨今、宣伝して売ってる物の、一体何を信じればいいんだろうって気になってしまうんです。化粧品の大部分のものには、指定成分と言って表示されてる中に、長年かけて肌を確実に滅ぼす成分が入っていますが、そうと知って入れているのは、化粧品会社の常識らしいです。
 知らないのは消費者だけなんて、ぞっとする現実です。でも、スーパーの肉だって、表示を換えられていれば分からないで買ってしまうのが消費者ですからね。

 私がこういうことを本気で考え始めたのは、実は妊娠してからなのですが、納得いく方法で産みたい、と思ったとき、病院で行われていることの裏が垣間見えてしまって怖くなりました。でもそれはもしかしたら、それに先がけて父を癌で亡くしたときに始まっていたのかもしれません。そして、娘がアトピーの脅威に晒されたときにまた、深まってしまったのです。
 まあ、この話はとても長くなるので、ここではやめておきますが、そういうわけで、口から入れるものには気をつけなきゃと思っているというわけです。もちろん、病院や薬と健康食品を押し並べて語るつもりは毛頭ないのですが、言ってしまえば、「自分の体は自分で守ろう」ということでしょうか。
 なんだか、言いたいことがたくさんあって、とても要領を得ない文章になってしまいました。頭もよく働いてないので(12時過ぎてしまって)、今日はここまでにしておきます。

5月15日(木)
 たくさんの方からいろいろな書き込み、ありがとうございます!
そして、健康食品レポート、中断しててごめんなさいっ。なんだかPCの前に座ると違う話題を思いついてしまうのです。すみません。そこで、今日は思い切り書かせていただきましょう。

 まずは、ずばりコラーゲン、効きましたよ。でもどちらかというと、コラーゲンと一緒に購入したヒアルロン酸ですね、私の肌によかったのは。結構高価なものだったんですが、昨年からの急激な肌の衰えを気に病んでいた私は、思い切って試してみたのです。一日4錠から8錠というところを、販売員の勧めに従って、8錠飲んでみたのですが、一週間でちゅるちゅるに!!嬉しかったです。でも、当たり前というか、なくなってしまったらやはり同じ状態に戻ってしまうのが悲しいところ。お金で魔法を買うような気持ちですね。しかも、やっぱり衰える前の状態にすっかり戻るわけでもないし。それで今は2瓶目ですが、4錠にしたり6錠にしてみたり、ビンの底と鏡を交互に眺めながら、とりあえず続けてみているってところでしょうか。

 もうひとつ私が試してみたのは青汁で、「疲れをとる」という点では直接的ではなさそうでしたが、食物繊維が体を活性化してくれるような気がして始めてみました。最初のうちはお腹が痛くなるほどぐるぐるして、別に便秘ぎみでもない私は「効き過ぎだ〜」と使用を中止しようかと思うほどでしたが、それもすぎてみるとなんでもなくなり、効果もよく分からなくなりました。でも1ヶ月ほどたったある日、朝トイレに座ったときに何となく腰まわりからお腹のあたりを触るくせのある私は、そこで腰の肉がなんだかすっきりしていることに気がついたのです。これが効果か!と気をよくしていましたが、考えてみたら、ワークショップたけなわの頃だったので、それ以前ら励んでいたストレッチの効果なのかもしれません。というわけで、こちらはよく分かりません。

 でも、こういうものって「病は気から」の反対で、効くと思って飲めば効く類のものだろうから、すべてはその気になって続けることなのかもしれませんね。

 こんな程度なので、何の参考にもならなかったかも?やっぱり私の持論としては、ありきたりですが、規則正しい生活と、食べ物、運動。これにつきますね、健康を維持するのは。そして、今私が守れているのは12時前に寝ることだけでしょうか。寝るというより、倒れこむといった感じですが‥。だから必ず7時台には起きているというのは、10時起床が普通だった昔に比べればとても健康的!ほんとは5時くらいに起きて、日の出とともにストレッチなんていうのが理想的なんですが。

5月9日(金)
 気温の変化が激しいですね。今日は久しぶりに涼しい、と言うより肌寒くて、季節がひとつ戻ったような気がしました。

 でも、木々の息吹はすごい!ふつう6月頃に感じる、あの木独特のにおいが今日はもう感じられました。思い切り深呼吸したくなりますね。

 新メッセージをもうすでにお読みの方も多いかと思いますが、そうなんです。あのブロークンシリーズをまた舞台にのっけるという動きが高まっているのです。それは、ただもうワークショップの成果を見て話し合った結果なのです。これは「公演」の形を取って、育てていく価値のあるものだ、と。

 何の現場でもそうでしょうが、この世の仕事は、誰かがある日「やろう」と決めた、そのひとつの思いつきや決心から始まっているのだと思います。このトレランス自体そうでした。「やろうよ」という一言が火をつけたのです。

 どんな面白い集団も、公演も、誰かの思いや心からぽっかり生まれたのだとしたら、このワークショップから生まれるであろう、この公演はもうそれだけで実りあるものですね。だって、いきなりプロデュース側の3人の心に同時に火をつけたのですから。

 どんな形になるにせよ、いつになるにせよ、関わることになる人たちはあのときの熱を持ってがんばってもらいたいものです。

4月30日(水)
 ワークショップの興奮も冷め遣らないまま、GWに突入です。私たちでさえこうなんだから、参加した人はもっとでしょうねえ。白昼夢を見ているようなんじゃないですか?

 皆さんの写真、きれいに撮れてるでしょう?自分が演技しているところを撮ってもらったのは初体験の人もいるでしょう。こんなはずではない、と思ってる人、そんなものなんですよ。本人のイメージとは違うかもしれないけど、興奮しているときは思ってもない表情をしているものなんです。そして、それが他の人には喜ばれていたりするんですよね。

 私も、舞台写真で何度も、何もこれを公の場に出さなくても、と制作側の人に対して思ったことがありましたが、後で考えてみると、その顔こそが彼らが抱いているその役の、あるいはその役者の印象なんですよね。「ほかにいい写真がなかっただけ」じゃないと思います。
 
 一人一人にコメントを戴いてますけど、もっと言いたいことがあったら、参加者の方々は書き込みしてね!

 さて、ここでちょっと宣伝です。トップページにも出ていますが、6月4日(水)から28日(土)まで、上杉祥三が新橋演舞場にて「風のなごり」に出演します。アン.ヌフでもチケット受け付けておりますので、昼の部、夜の部をお確かめの上、どうぞお申し込みください。

4月26日(土)
 いやあ、すっかりご無沙汰してしまいました。
今日、とうとうワークショップの最終日を迎え、9日間やってきたことの集大成である発表会も無事に終わりました。一言で言って、大成功でしたね。初めて参加してくれた人も、2回目3回目の人も、それぞれ自分のいたところから少しずつ、人によっては劇的に進化を遂げてくれていました。ほんと言うと、昨日まではちょっと心配なところもあったんですよ。でも、まず今日来てみたらみんなの顔つきが変わっていて、そしてさらに2,3時間の稽古の後、飛躍的にテンションを上げてくれていました。

今回のワークショップのテキストは暴君シリーズの「ハムレット」「ロミオとジュリエット」「マクベス」をそれぞれ少しずつ、触りの部分だけ取り出して、配役してつなげたものでしたが、この手の芝居はとにかく乗りとテンションとスピードだ、と演出され、大きな声で動いてテンションを上げているうちに、何かをつかんだ人もいましたね。私も見ていて、いつも一緒にやりたい衝動に駆られていたのですが、今日出来あがったものを見ると、若いエネルギーに溢れた、れっきとした2つの完成作品になっていました。参加した人々とも少ししゃべりましたが、皆さんそれぞれ程度の差はあれ、うんと楽しみ、そして満足していたようです。

 トレランスは今後、こういう活動も増やしつつ、ますますエネルギッシュに太っていく予定です。みんな、また参加してね。そして、参加してみたいと思いつつ、まだ実行に移せていない人はどうぞ、次回をお楽しみに!

 提案を受け入れて、ワークショップの模様を写真に撮ってもらいました。それぞれのコメントもつけてお送りします!

4月16日(水)
 いい季節になりましたねえ。ソメイヨシノが終わると、私の好きな牡丹桜の季節。うちのマンションの大家さんはいわゆるこのあたりの地主さんのようで、この部屋から見えるそのお宅はお庭もかなり立派なのですが、そこに2本の種類の違う桜が植わっています。葉と一緒に咲く白い桜とあざやかなピンクの牡丹桜と。その立派な木が風に揺れて、きれいなこと!駐車場に面してもいるので、車のフロントガラスに花びらがこびりついて困る、という現実的なこともありますが‥。

 明日からのワークショップには27人もの方が参加してくださいます。そのうち3人は「ルネッサンス」出演者で、ワークショップ参加3回目という方も随分いらっしゃいます。私たちのやり方を気に入ってくれたんですね。あるいは、技術を身につける場所を求めているのか。どちらにしても、多くのことを吸収して帰っていってもらいたいものです。

 人間はそんなに変わらないというのが、私の持論ですが、このワークショップをやってると、結構変わっていくものなんだ、という気にさせられることがままあります。

 何が人を変えるかというと、ずばり「自信」だと私は思うのですが、ではこの「自信」はどこからやってくるかというと、「自分はここにいたいんだ、これをしたいんだ」という欲求と、「ここにいていいんだ、これをやっていいんだ」という確信がぴったり合ったとき、それは生まれるんじゃないでしょうか。もちろん、「これでいい」と思うための努力と継続は欠かせないものなんですが。

 人は愛している人からしか学べない、という言葉をどこかで読んだことがあります。もしあなたが、誰かを尊敬していていたり、どこかの集団が好きだったりしたら、そこに飛び込んでいって、無心になってその人についていくのもいいでしょう。そういう人の言葉や行いはビビッドに胸に響きますからね。

 今回ワークショップに参加される方は、是非そういう思いでこの時間と空間を活用してください。ただ漫然とやるより、思い込んで浸る方が絶対効果があるはずです!私たちも真剣に立ち向かわせていただきます。

4月10日(木)
 あれあれ、もう4月も10日になってしまいました。この日記も週に2回くらいは書こうと思っているのですが、気がつくと1週間以上たっている‥。頻繁に訪れてくれている方、すみません。もうちょっとがんばります。

 さて、お花見の季節でしたねえ。今年は間で寒い日が挟まったせいなのか、東京の桜は散らずにがんばり続け、持ちが良かったような気がします。でも、お花見を予定していた方はなかなか天候と気温に恵まれず、残念でしたね。

 この日曜、月曜が見時だったらしいのですが、それを逃した私は昨日、今日と行ってまいりました。もう半分葉桜の姿でしたが、それでも立派な木は見ごたえがありました。あんなふうにきりっと立っている桜の木を見ると、ほんとに引き込まれそうですね。気持ちがすっきりします。
 
 来週からいよいよワークショップでございます。
私もワークショップに向けて、一人トレーニングする予定でしたが、娘の風邪ですっかり邪魔されてしまいました。これからだ!あと1週間あるぞ!

4月2日(水)
 4月になりました!東京の桜の花も、あれよあれよという間に咲きほころび、私の住んでいる地区は今日あたり満開なんじゃないでしょうか。けれど、悲しいかな、雨。

 桜の咲く1週間のうち、雨模様は必ず何日かありますね。そして、決まって花冷えになって、桜は散ってしまうのです。ああ、もったいない、どうして桜はこういう天候不順なときに咲くのだろうと毎年、何か矛盾めいた気持ちを抱くのですが、考えてみれば、桜自身がそういう季節に咲きたいから咲いてるのだとも言えます。命短くして散っても、その運命を選んでいるのだと。

 だって、今朝窓を開けたら、小雨にしぶる桜の木々があたりの背景からぼーっと白く浮かんできて、それがなんて綺麗だったこと!雨の桜がこんなに神秘的だったなんて、この年まで知りませんでした。

 今日、新聞にレスリー・チャンさんが自殺したという記事が出ていました。私、アジア映画はとんと詳しくないんですが、それでもレスリー・チャンの名前くらいは知ってます。随分活躍していたようだったのに、人間の心は分かりません。

 書き込みにもありましたが、上杉はそのお二方とも一度ならず共演していて、先日はお通夜にも行ってきました。その話も聞きましたが、なんと言っても遺された人々が気の毒です。特にお子さんが‥。日本には、「自殺した親を持つ子供の会」というものもあるらしく、この痛みを乗り越えることは並大抵じゃないでしょう。神経衰弱はそういう本でした。

 みなさん、死ぬのはやめましょう!それでなくても、海の向こうでは死にたくない人も死んでいるのに。

 つらくなったときは、トレランス推奨のセラピストさんたちをご紹介します。たしかリンクもされているはず。(東京近郊の方のみになってしまいますが)

 さて、ワークショップにはもう申し込まれましたか!?お待ちしてます!」
3月29日(土)
 やった!とうとううちのパソコンもADSLに変えました。ホームページ持ってるくせに遅いよ、って、ほんとですよね〜。ただネットサーフィンなど殆どする時間がないので、必要なんだろうかと自問しつつ、今まで期を狙っていたのです。

 しかし!繋がってみると、期待していたわりには早くない。NTTからさほど離れているわけじゃないんですけどね。ほんとに、このへんのことはなんだかいつも騙されているようで、はっきり分からないことが多すぎます。どうも、企業の宣伝と購買方法にいつも振り回されてるような‥。

 分からないと言えば、最近は食材もその出所が今ひとつ分かりません。明記されてはいても、本当にそうなのかどうか、どうも信用できないからです。今までいろいろ騙されてますからね。

 そう思って周囲を見回してみると、食料だけでなく、日用品から家具や薬にいたるまで、何もかも「これは本当は何?」と言いたくなるものだらけ。そして、その正体の分からない怪しいものは、確実に私たちの体に入ってきてるのです。

 まあ、そんなことを気にしていては、現代では何も買えなくなるし、食べられなくなりますけどね。これが資本主義というものでしょうか。

 でも、たった一つ言えるのは、何を作っても何を売っても、儲かろうと儲かるまいと、「心」を忘れてはいけないと思うのです。人体に悪影響あるような代物を平気な顔して売るというのは長い目で見ると、人類を滅ぼしているひとつの道ではないでしょうか。

 最近ひいたおみくじにこんなことが書いてありました。
「神にそむいて背中を向けりゃ前に悪魔が来て笑う。罪で作った財産は、不幸が起こって逃げて行く。まず徳を積め。」誰のために言ってるのか、何のために言ってるのか、まるで分からないことを話し合ってる日本の政治家に言ってやりたいものです。もちろん米大統領にもね!
3月22日(土)
 さ、寒いっ!「暑さ、寒さも彼岸まで」と言うのはもう、昔のことわざになってしまったんでしょうか。この真冬なみの、息が白くなるこの寒さは何ですか!?

 明日は近所の公園で「桜まつり」なるものが開かれるらしいのですが、いくら早咲きの桜だからって、こう寒くちゃあ咲きませんよ。殆どつぼみが茶色の木肌にくるまっている状態です。

 でも明日からは暖かいそう。期待しましょう。
 そして!このいろいろ憂鬱な状況をふっ飛ばす素敵な情報が!
 そうです!トレランス第3回ワークショップでございます。

 4月17日からと決定しました。ご存知かと思いますが、「ルネッサンス」にはワークショップでその座を勝ち得た出演者が3人もいるのです。今やワークショップ流行り、世間には数々の未来を約束されないワークショップも多い中、トレランスでははっきりと、良ければ出てもらう、という姿勢で希望者に集まってきてもらっています。

 もちろん、ただ演技の腕を磨きたいだけでも結構です。お金、時間すべての面から考えても得るものが大きいワークショップだということを宣伝させていただきます。

 テーマは「気」ですよ!

 それでは、多くの方のお申し込みをお待ちしていま〜す。私たちと一緒に汗を流しましょう!
3月19日(水)
 ああ、起こらないで欲しいと願っていたことがとうとう現実になってしまいそうです。この2日間、私は変な夢ばかり見て何度も起き、娘はひどくうなされてよく眠れていないようです。彼女はまだ2歳ですから、予知能力みたいなものが残っているのでしょうか。これから起こる遠いところでの悲惨な情景を、自分と同じ年頃の子供が、またもっと多くの人々が傷つき、飢え、路頭に迷う姿を、夢の間に垣間見て泣くのでしょうか。

 ただただ、罪のない人たちが傷ついて死んでいくことに胸を痛めています。
3月16日(日)
 続く、と書いた手前、もちろん続けるつもりだったのですが、その間にもまたまた原因不明の不調に悩まされていた私でした。
 ま、原因不明と言っても、おそらく寒さですけどね。

 2,3日前、この寒い部屋で、ただ1枚上に着るのをおっくうがってパソコンをいじり続けていた私は、その後すぐに吐き気に襲われ、家族で近所の温泉もどきの銭湯に行く約束を断れずに、むかつく胸を押さえながらお風呂に浸かっていたのですが、やはり耐え切れずに、裸のまま吐いてしまいました!(もちろん、トイレに駆け込んでですよ。)

 これまでの人生で、私は風邪にはかかっても、あまり発熱と嘔吐はしたことなかったので、こんなふうにちょっと寒い思いをしただけで吐いてしまうなんて、よほどどこかが悪いのかもと心配になったりもしたんですが、同時にやっぱり、だから早くダイエットしろって言ってたのにと自分を責めたりもしました。

 というのは、最近私の体は少し体重が増えて不健康サインが出ると、自動的に胃や腸に命令が下り、吐いたり下痢したりして体重を落とすことを覚えたらしいのです。不健康ですよね〜。でも、つまりそれだけ運動が足りてない、ってことなんでしょう。体はベスト体重を維持して、病気にならないようにがんばってるんですね。自分の体に悪いことした、って気持ちでいっぱいです。しかも、自分は苦しいし。

 それで、今はひたすらダイエット?です。とは言っても私はきちんとしたダイエットはしたことがなく(というか、成功したことがなく)、ただ単にご飯を減らすだけ。特に、白米を。そして、他には何を食べても腹八分目、夜8時以降には食べない、間食はしない(なるべく)、それだけですね。でも、これだけ守れば確実に、1,2キロは減るのです!

 後はやっぱり運動。運動しないで食事を減らす方法をとっても、時間がかかるだけです。

 だから、やっぱり舞台のあるときの方が痩せやすいんですね。だから、舞台の時期までまあいいかってことに、気がついたらなっていたりして‥。

3月12日(水)
 実は私もまさに、書き込みのあったたんぽぽぽっさんと同じ症状です。先週、風邪をひいたと思っていましたが、それがここに来て風邪なのか、花粉症なのか分からなくなっている状態です。花粉症の難はありがたいことにこれまで逃れてきたんですけどねえ。でも、これだけ多くの人が苦しんでいる昨今、全く何もなしというのも「不感症」(と言うのは夫の意見ですが)らしいので、しょうがないかとも思いますが、「免疫力低下」という言葉にはへこみますよね。

今年の冬は私もなんと、合計6回ほどの風邪に襲われて、もちろんそれらは「ルネッサンス」の稽古中にも訪れていたのですが、何とか休みの日にまでもちこたえて休みの日に思いっきりひいてる、と言う状態でした(でも、結局は稽古中もひいてたんですけど)。公演が終わって考えるのは、何とか稽古中、本番中は絶対不調にならない体が欲しい!と言うことで、気がつけば、目に入ってくるのは、新聞の折込広告の「目を疑いました!」「驚きで口もきけませんでした!」とか言うような大げさな文句で始まる数々の栄養補助食品の類の宣伝です。ロイヤルゼリーとかアガリスクとか卵油とか青汁とか‥。そういえば、宮古島に行ったとき、帰りの空港で乗り継ぎを待っているとき暇だったのでお土産やさんをぶらぶらしてたら、生「うこん」なるものを見つけて買ってしまいました。見た目は生姜にそっくりですね。店員さんと話していたら、通りすがりのおじいさんが近寄ってきて、「このまま土に植えれば何倍にも増えるんじゃよ(こんな言葉使いだったか?)。わしは富士山の麓に住んでいるんじゃが、やっぱり何年か前にここで買って増やしたよ。」とおっしゃっていました。残念ながら、ベランダでは増えるほど面積もないし、手もかけられないので、店員さんの言うように、そのままちょびっとずつ削ったりして使うことにしました。でも、見た目があんまり生姜なので、湯豆腐にいいかもなんて思って、そのまま生でおろしてかけたら、もう〜吐き出しそうに苦かった‥。

ということで、私の「免疫力復活」の薬探しは続くのですが、コラーゲンだけはあんまり悩まずに購入してしまいました!(続く)

3月6日(木)
 え〜、きのうがお誕生日だったんですか。とらさんの書き込みで初めて知りました。もうちょっと早くにデビューしたように思ってたんですが、いろいろ手間取って結局3月になってたんですね。

 それにしても、覚えていてくださってありがとう。こちらも忘れていたことなのでびっくりしましたが、うれしかったです!

 そうですか、ということはトレランス発足もそろそろ1年を迎えるのですね。

 今日は子供の保育園の進級式というものがあって、昨年入園した子も、もう次のクラスに上がるかと思うと、保育園そのものについてもいろいろ迷ってがたがたしてたけど、もう1年たつんだなあと感慨にふけってしまいました。

 当の子供は、相変わらず、人前で何かをしなくてはならないときも先生のそばを離れない甘えっ子で、見た目はたいして変わってないようですが、後から話をしてみると、どうもその歌や踊りに何か彼女なりに意見があるよう‥。だから、中身は以前とはぐんと違って来ているんだなと思います。

 トレランスも2回公演を終えましたが、始める前の私たちの意識とは随分変わってきています。始める前は、始めた後には何が見えてくるんだろう?これからの我々の演劇活動はどうなってくるんだろう?などと想像できない部分もありましたが、1年目にして、「大丈夫、なんとかやっていける」という自信のようなものを抱いています。ソフト的にもハード的にも。それは、実は自信というより、希望的観測に近いものではあるかもしれないんですが。そして、もちろんそこには、このHPに寄せられた観劇の感想などに支えられたものがあるんです。

 どうぞ、みなさん、これからもトレランスを応援してね!(と月並みな終わり方になってしまいました。)

2月26日(水)
 あっという間に前の日記から1週間がたっています。
この1週間、私は何をしたでしょう。いーっぱい、いろんなことしたように思えるけど、周りを見回してみると、寝室の一隅と、このPCが置いてある部屋の片隅の棚を整理しただけ。それも、実は先日の雨で、いっぺんにカビが生えてしまったから仕方なく掃除しただけなのですけど。

 ほんとに、この北向きの部屋はいけません。
お風呂場とも隣接してるし、あまり使わない部屋だからほったらかしということもあって油断してると、こんな風にカビの襲来を受けてたりするんですよね。しかも、PCが置いてあるのに、暖房冷房完備してないもんだから、寒い日や暑い日はとてもとてもパソコンライフを送る気になれないんですよ。ほんとに申し訳ない。なんとかせいっちゅうの。

 まあ、おかげで「ルネッサンス」の稽古のため、暮れの大掃除をスキップしていたのを思い出し、普段いじらない所をちまちまと掃除しているわけです。でも、ちょっときれいになっただけでもうれしいもんですねえ。冷蔵庫の中なんて、久しぶりにきれいにしたら、覗くたびに「ぴっかぴかだわ!」と一人喜んでいる私です。あんまり人と共有できない種類の、いかにも主婦的な喜びですが。

さてさて、実はお知らせが遅れましたが、今週月曜日深夜から始まった一週間連続番組の「ミッドナイト・ポップライブラリー」で朗読しています。0:20からNHK−FMで、翌週再放送もあります。藤堂志津子さんの「秋の猫」から「病む犬」を読んだのですけど、なかなか面白い話でした。舞台のすぐ後だったので、なんか野太ーい声になってますけど。そう言う自分もなんだかんだでまだ、一回も聞けてないんです。明日は聞こうっと。

2月19日(水)
 命の洗濯とでも言いましょうか、3年ぶりくらいにちゃんとした旅行に行って参りました。宮古島です!私、この年まで生きてきて、沖縄あたりというのは全く近づいたことがなかったのですが、とうとう初体験してしまいました。

 でもあいにく、天気が思うようにならず、我々の行った前日まで夏日で、帰った翌日からまた29度のピーカンだったそうで、滞在していた4日間は晴れたり曇ったりのふつうの春でした。まあ、くやしまぎれに言えば、あまり夏になってると帰ってきてから、毛穴が開いちゃって辛いそうだから、よかったかも(となぐさめる私)。

 でも、きれいでした。さすがに海は。心が洗われました。
 知り合いが教えてくれた、秘境の海岸があって、まあ、そこの海のきれいなこと!

 実は、歩けるような浅瀬の海岸にふともぐってみると、そこは100種類の魚の泳ぐ別世界なのです。本当にびっくりしました。外の世界と海の中があまりに違うので。

 でも、私って本当にアウトドア派じゃないんですよねえ。旅行に行っても。シュノーケルをつけるのが、とにかく怖くて、もう心臓がばきばき言ってるのです。そして、ようやっと水に顔をつけることができても(もちろん下半身はしっかり立ってですよ)、ちゃんと吸えてないっていうか、吐けてないっていうか、息を止めてるに近い状態みたいですね、どうやら。それで、ちょっとの間だけ潜って、はあはあ言って出てきて、ものすごく苦労しましたが、それでも、潜ってみて大感動なのでした。

 この経験は次の舞台に生かす??かも。

 そんなこんなで、最近になって、ようやく「ルネッサンス」の疲れが取れてきたみたいです。次の公演はまだ未定で、ワークショップはたぶん、3月でしょう。東京付近にお住まいの方で、興味がある方は是非ご参加くださいね。では、また!

2月11日(火)
 わーお。神戸公演に関してのたくさんの書き込み、ありがとうございます。ほんとに東京の方々には申し訳ないくらい盛り上がってしまいましたねえ。やってるほうもとても楽しかったです。特に、9日の千秋楽の拍手には、こちらも感激でした。上杉は、音響の豊口さんに「ブロークンでやってた、また神戸に来るでえ〜っての、カーテンコールでやってよ」と言われ、「もう大人だからそんなの、しいひん」と言いながらも、あのスタンディングオベーション混じりの拍手を聞いたとたん、我慢できなくなって、しっかりやってました。

 私たちもしばし、おじぎをするのさえ忘れて、舞台の上で立ち尽くしてしまいました。

 いやあ、ほんとに幸せな楽日です。

 神戸のお客さんは乗りがよくて、いいですねえ。

 実際あの舞台は、最初からあのくらい笑えるくらいに作ってあるはずなのに、東京では疲れた方が多いのか、笑いの渦に包まれていたのは、土曜日のマチネだけでした。

 いつか、是非再演して、そういう疲れた方たちをも今度こそこちょこちょしてあげたい。

 そう願う長野なのでした。

2月1日(土)
 早いもので、今年ももう1ヶ月終わってしまったんですね。公演が終われば、すぐ2月だな、なんて思っていたのはお正月だったでしょうか‥。

 そして、これもまた早いもので、東京公演が終わってから、もう1週間がたとうとしています。普段なら、このあたりから急速な勢いでせっかく覚えたせりふをどんどん忘れていくのですが、今度ばかりはそうはいきません。2週間の間を置いて地方公演というのは、あまり経験したことがないので、ちょっとどきどきです。

 もちろん、神戸公演のために特別稽古があるんですよ。5日に。東京で、10日以上とか数週間とかやりきった感のある舞台なら、この特別稽古の前に、予習などわざわざせず、どのくらい覚えてるかな?とそれも楽しみに、稽古に臨むであろう私なのですが、今回はとても、とても。台所で洗い物をするときに、ついせりふを口ずさんでいるのです。

 こう思うと、ほんとに4日間の本番というのは短いですね。しかも、後半2日は2回ずつですからもうあっという間。考える暇もなく、過ぎてしまいました。神戸では、このやり足りなかった分、ぜひぜひ燃焼し尽くしたいと願うばかりです。でもこちらも2回なのよね。

 どちらにしても、神戸はとっても(震災以来だから8年ぶり?)久しぶり。食べ物も含めて、とてもとても楽しみにしている私です。

1月26日(日)
 終わりました、東京公演。あっという間に。4日間しかないので、始まったらあっという間なんだろうと覚悟はしてましたが、予想以上にあっという間でした。まるで夢を見てるみたい。

 1日1日が濃縮していたので、2回公演があった今日などは、マチネのことはきのうのことのようです。今だから言うけど、こんなタイプの芝居は実は、私、初めてだったかもしれません。役柄もポジションも含めてですが、こんなふうに時間と空間のうねりの中を一気に駆け抜けるような芝居は、初めてだったと思うのです。ほんとに未知の体験でした。

 そして今、終わってほっとすると同時にやりたりなかった思いがむくむくと。実は、これ、稽古期間もお正月をはさんでいたために短かったので、すべてが短期間で終わった印象なんですよね。その割には稽古した感はあるけど‥。

 是非、再演に向けて働きかけをしたいと思っています。

 観てくださった皆さん、書き込みをしてくださった皆さん、ありがとうございました。

 これからも是非是非、トレランスをよろしくお願いします。

1月24日(金)
 2日目でございます。
今日は、稽古中のどの日より、ゲネや初日のきのうも含めて、一番いい出来でした。みんなしてあがって硬くなったきのうを反省し、本番前に練習しましたもんね。初日に来てくださったお客様方、できればもう一度来ていただくと、その違いが分かるかもしれません。もちろん、初日は初日で、がんばったのですが。明日はもっとよくなる予定です。

私はこの舞台が、いっそう好きになりました。とても楽しくやってます。どうぞ、何度でも足を運んでくださいね。

1月21日(火)
 さあ、いよいよあさってから本番となりました。
 今日は「仕込み」の日なので、役者は家で待機です。今、着々と装置が出来ているのかと思うと、もうわくわくですね。どんな世界が現われているのやら。通しで4日分買ってくださった方、本当にありがとう。もちろん、一回分だけでもありがとうございます。

みなさんの期待に負けないように、いい舞台にします!

1月14日(火)
 このHPを開けて、わが事ながら、あと○日という文字に日々どきどきしている私です。今日は最後のお休みでした。ほんとに休みの日は一日が終わるのが早いですね。と言っても、稽古のある日も早いのです。朝張り切って出かけても、気がつくと「じゃあ今日はとります(終わります)。お疲れ様〜。」となってるのです。ただ、休み前の一日か二日は、始まってから2時間程度で時計を見て、「うわ。まだ2時間しかたってない」と思ったことがありました。なんだか、ただただお弁当の時間を待っていた、高校生の頃の授業中を思い出してしまいました。それほど、密度が濃い稽古なんです。私はそれでも、動いてないほうなので体はしんどくはないのですが、集団シーンのある皆さんは次から次へと動きまくりの稽古です。頭が下がります。

 でも、これは面白いですよ、きっと。演出家は最近毎日、「これは面白い」を連発しています。通しをやる度に、完成度がアップしていって、みんなそれぞれの良さを出し始めています。それとともに役が立ち上がってくるのを日々目撃するのは、ほんとに楽しいことですね。朝、何気なく稽古に入って、その役者がふとその役になっているのにぶち当たると「おおおっ」と思いますね。まあ、すべては、明日からの稽古にかかっているのですけど。

 たぶん、みなさんは1回見てもう一度見たくなることでしょう。そのときのために2回分、押さえておくことをお勧めします!!!

1月9日(木)
 気がつけば、今日から数えてちょうど2週間後が初日なのですね。私ときたら、元旦の明け方にこの日記を書いたっきりで、あとは「今日はあなた、明日はこなた」と人に任命してばかりなのでした。密度の濃い稽古に体がついてゆかず、朝起きて稽古に行って、夜帰ってきてご飯を作って食べて寝て、それで終わってしまうのです。

 ほんとに舞台役者は1に体力、2に体力、3,4がなくて、5に協調性と言った感じでしょうか。今度のトレランスが揃えた役者群はほんとに仲がいいですよ〜。特に、ホのつく人とチャのつく人は、いつもべたべたしていて、はたから見ると気持ち悪いくらいです。ここに来て、ほんとうに気の合う人を見つけちゃったみたいですね。二人がからんでいるシーンはあまりないのですが、そのなかでも、そこより他のとこあたったほうがいいのでは、というようなところを二人でいちゃいちゃ練習しているのです。

 今後の二人はどうなっちゃうのでしょうかねえ。そしてまた他の人々は‥?またご報告しまあす。

1月1日(水)
 あけましておめでとうございます!!2003年、平成15年ですか。いつもながら、この新年を迎えるというのは、気持ちが改まり、「今年こそ!」という気になるものですねえ。さあ、この「今年こそ!」と思った分のどれだけを、今年の大晦日に振り返って達成できているでしょう。

 でも、今年はなんか、私、個人的にとても面白い年になるような予感があるのでございます。「トレランス」的にもそうだし、「長野里美」的にも、それからもっと私的な部分で、ちょっと意識が変わるような何かがあるような気がしているのであります。

 ほんというと、の〜んびりしたいとも思ってたのですが、この「ルネッサンス」から幕開けというのは、なかなか衝撃的です。というのは、つまり、もう本番まで3週間しかないというのに、お正月休みが入っちゃって、今回の芝居は集団で作るシーンも多いし、せりふも多いし!、と考えると、とてもそわそわしちゃうのであります。でも、絶対面白くなるし、そうならないといけない本だということは確かなのです。
 
 稽古場日記も順調のようで、今年からはまたニューフェースも増え、ますます濃くなる予定です。今年も「トレランス」ならびにこのHPをどうぞよろしくお願いします。



トップページへ戻る
inserted by FC2 system