「嘘と真実」プレスリリース
(あらすじ)
〜こんな時代だからこそ こんな二人がいる〜
       二人で描く、大人の悲哀、大人のコメディー

名女優、栗本輝美が舞台の本番中に楽屋で殺害された。

完全犯罪として迷宮入りにならんとする頃、容疑者と思われる俳優、演出家、舞台監督のアリバイを暴くため、芝居小屋の楽屋で、もう一度、現場検証をする大下譲刑事(上杉祥三)と婦人警官、宮本百合(長野里美)。
二人が加害者と被害者となり、犯罪をシュミレーションするうちに、刑事自らの過去を振り返るのも一つの手段だろう判断する。『人は果たして、幾つから嘘をつき始めるのであろうか』大下刑事は三歳のとき、保育園でお漏らしをしたとき、母親に嘘をついたのが初めての嘘の記憶だと言う。

母にはつける嘘が、大人になるにつれて他人にはなかなかつけなくなる。ところが、幾つになっても他人に平気で嘘をつける人間が犯罪者となるのではないか、そう感じた二人は、互いにどこまでも嘘をつく人間を演じてみせる。まるで、俳優のように、何役も何役も。楽屋という、俳優の控え室で、しだいに彼らは別の人格を持ち始める。

その『嘘』の果てに得た人の『真実』とは…。


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